埼玉県・上尾氷川神社 その2/2 腰羽目 | 神社に隠れていたモノ

神社に隠れていたモノ

神社の彫刻を見て、何の物語か教えてほしいと思ったことがあり、調べた結果をブログします。タイトル「神社に隠れていたモノ」は覆屋の中にこんな素晴らしい彫刻が隠れていたのかという思いから付けました。

2022年9月5日 埼玉県上尾市二ツ宮の上尾氷川神社に参拝しました。

 

彫刻が多いため、2つに分けて掲載します。

  ・埼玉県・上尾氷川神社 その1/2 胴羽目

  ・埼玉県・上尾氷川神社 その2/2 腰羽目

 
各面の腰羽目に2つの彫刻があります
 
右面の腰羽目:不明
 
右面の腰羽目:不明
 
背面の腰羽目:鷹
 
背面の腰羽目:鞍馬天狗「僧正坊」から武術を習う牛若丸(義経)
幼い日の牛若丸(源義経)は、鞍馬山で鞍馬天狗「僧正坊」の指導のもと、夜な夜なカラス天狗達と剣術や妖術を習い、兵法を学んでいたという。
 
左面の腰羽目:松
 
左面の腰羽目:鳳凰 (右下の鳳凰は首が無くなっています)
 
木階下:波に菊
中国では菊は鑑賞用としてだけでなく、菊の持つ薬効が珍重されてきました。中国の黄河の上流に甘谷という谷川の付近には菊が多く生えていて谷水はとても甘く、菊の滋液を含んでおり、この水を飲んで暮らす山中の人々は皆長寿でした。この説話が謡曲「菊慈童」の源流になったと云われています。
 
懸魚:菊  中備:龍
 
正面扉:牡丹・獅子  扉両脇:昇龍・降龍