2022年2月26日 埼玉県草加市氷川町の草加神社に参拝しました。
由緒
草加神社は安土桃山時代の天正年間頃(1573年~1585年)に、武蔵國三之宮なる大宮氷川神社の御霊を分け戴いて小さな祠で祀ったのが始まりです。 その後、明治40年(1907年)政令により当時の草加町内に御鎮座する諸神社十一社を当社に合祀し、明治42年(1909年)に社号を社号を草加神社と改めました。御祭神は素盞鳴命・櫛稲田姫命二柱の大神様。
鳥居
拝殿
子産石(子宝石)
この石は清らかな海の岩より長い歳月を経て自然に生まれた石です。古来より子産石を両手で優しく撫で、腹部にあてがい一心に願い祈れば、子宝・安産に恵まれると言い伝えられています。
本殿と玉垣
本殿
本殿の右面 小さな4つの彫刻
右面の胴羽目:唐子の獅子舞
本殿の背面
背面の胴羽目(左):李白観瀑
李白は唐代を代表する詩人で、流浪の旅の途中で訪れた盧山の瀧を目の当たりに、自然のあるがままの様子に心打たれてただ立ち尽くしたという。
背面の胴羽目(右):鶴仙人の王子喬
中国、周代の仙人。名は晉。霊王の太子といわれる。道士浮丘公に従って嵩高山に上り、仙道を修得。白い鶴に乗り、笙を吹きながら空中を飛翔したという。
本殿の左面
左面の胴羽目:唐子遊び--演奏? (欠けていますが、右面が”唐子遊び--獅子舞”からの推測)
脇障子:西王母
中国の西方にあるという崑崙山に住む仙女。仙女の世界の女王的存在である。不老不死の薬をもつ神仙といわれ、三千年に一度実る桃の木(蟠桃)を持っており、その実を食べると長寿を得るとされています。
右面の腰羽目:鯉の滝登り 鳥 亀
絵馬
力石
力石は「力試し」「力競べ」に用いられた大きな石です。当社に奉納されている力石は江戸時代中頃より明治時代にかけ、当社の例大祭の際に、村中の若者たちが力自慢を競うために用いらておりました。娯楽が少ない環境では、力試しは若者たちのスポーツの一種であったとも云われております。
当社には、重さ50貫目(187.5㎏・文政3年〔1820年〕)をはじめ、8基の力石が奉納されております。
コメント:この神社も日枝神社と同じように小さな彫刻を4つ並べたものでした。
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