埼玉県・猪狩神社 | 神社に隠れていたモノ

神社に隠れていたモノ

神社の彫刻を見て、何の物語か教えてほしいと思ったことがあり、調べた結果をブログします。タイトル「神社に隠れていたモノ」は覆屋の中にこんな素晴らしい彫刻が隠れていたのかという思いから付けました。

2022年4月7日 埼玉県秩父市荒川贄川の猪狩神社に参拝しました。

 

由緒

猪狩神社は、日本武尊東征の折、この地を荒らす猪の群れを退治した故事にちなんで建立されたとのこと。本殿は、一間社春日造で、正面に飛竜の彫刻、向かって側に「韓信股くぐり」の彫刻がある。

 

鳥居  周囲にはミツバツツジが咲いていました。

 

拝殿

 

本殿

 

右面の胴羽目:韓信の股くぐり
韓信が若い頃、ならず者に「お前が強いのなら、その剣で俺を刺してみろ。できないなら、俺の股をくぐれ」と言いがかりをつけられ、屈辱に耐えてその股をくぐったという。もし韓信がならず者を殺してた場合、お尋ね者となり一生を台無しにしていた。本当に叶えたい夢のために、一時の屈辱を耐え忍のんだという故事。その後、韓信は前漢の初代皇帝となる劉邦の元で数々の戦いに勝利し、国士無双と呼ばれるまでの武将になった。

保護のためのガラスに反射して木々が写っています。

 

背面・左面の胴羽目、右面・左面の脇障子も無し。

 

コメント:胴羽目彫刻があるということで参拝しましたが、右面の胴羽目彫刻だけとは思いませんでした。彫刻自体は素晴らしいのですが・・・。