しばらくブログを更新出来なかった間、東京物語はもう数ヵ月前の出来事なので記憶が曖昧になってきたのでここで一旦ストップさせます。



記憶はナマモノですね。



よって次回から全然違う内容から更新させて頂こうと思います。



かしこ。
この東京物語を打ち終えた後には私の内に眠る全てのエナジ-を吸い取られたかの様に灰となります。



…長い。しかしそれでも書き切れない。



ようやく新宿方面へのバスに乗る事が出来た私達は、
ズルズルになった体をユラユラさせながら目的地へと到着致しました。



バスを降りて歩きだそうとすると
ディズニ-シ-で歩き回ったが為に自分の体重を支える事にギブアップしかけの私の間接が、
本来と逆の方向に曲がってしまうのを避ける度にギシギシと音を立てます。



雨を避けようと地下道を歩けど、
駅から徒歩7分と書かれていた筈の道程は15分の間違いである事を私達が完全に証明しました。



途中にあった甘栗屋にマゾ子が何度も吸い込まれそうになったのを見ました。



そのうち膝の皿に不安を感じながらもなんとか到着。



チェックインをマゾ子に完全に任せた私は後ろで備品をガサガサ物色する係に自然となりました。



部屋から見える窓の外には雲に届く高さのビルが。
多分都庁だったっぽいです。


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本来はシ-を満喫して夜に到着する筈が、予想外の疲労で早めに着いてしまった為、とりあえず外に飯を喰らいに行く事に。


雨や湿気で好き放題に暴れたワガママ☆ヘア-をどうしようかとアイロン片手に右往左往していると、マゾ子が髪の毛を巻いてくれました。


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オ-ウ、メト-ロポリタ-ン。



彼女に日頃の恨みを込めてウ●コ巻き!とかやられなくて本当によかったです。

東京の中心で頭部にとんでもないモノを複数乗せて歩くのは勇気が要るものね。




さて、実はこの東京の旅の本来の目的は

「龍が如くに出てくる神室町は本当に歌舞伎町の構造と一緒なのかを検証する」

だったのですが、明日やる予定を今日に繰り上げる事になりました。



「『明日やろう』は糞野郎」って言いますから。

因みに私はいつでも便秘のくせに下痢野郎です。



某激安の殿堂を目印にしたものの見事に道を見失い、足が破壊されかけたところで無事に歌舞伎町に到着。



…ところで東京とは恐ろしい街ですね。



私達が迷いながらデパ-ト内の階段を地上へ上がる途中に不審な男性に話し掛けられました。



男「今時間ありますか?」

マゾ「無い」

私「はい?」

(その後、マゾ子は早足で先を歩く)

男「お小遣いあげるから僕が『する』ところを見ていて欲しいんだけど…」

私「いや、あの(マゾ子に早足で追い付こうとする)」

男「1~2分でいいからァアアァァアアァアァァアァアアァ」

私「…すいません…(今夜私の夢に現れないで下さい…)←撒きました」


こんなに言葉を選ばずストレ-ト且つダイレクトに懇願する男はススキノじゃなかなか見られません。


彼の勇気に幸あれ。
願わくば他の事にその勇気を使って頂きたい。

いきり立ったモノがその後どうなったかは分かりませんが、
きっと彼の妄想と黄金の片手でアディオスアミ-ゴを達成した事でしょう。



マゾ子は極度にホ-ムレスを怖がる事もこの度初めて知りました。

多分エロ本の見過ぎじゃないかと思います。



その他にも振り返ってやたらと凝視してくる性別不明のスカ-トを履いた何者かやら、


マゾ子が道を空ける程の腐敗臭を漂わす中年男性やら


とにかく沢山の魔可不思議な命がそこには存在しておりました。
田舎者な私達には刺激的過ぎる光景です。




話は戻り、腹が空いて餓死寸前だった私達は歌舞伎町に入ってすぐのしゃぶしゃぶ屋で飯を喰らう事で意見が一致。


即決でした。


もう肉なら何でも良かったのです。

しかし美味でした。


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マゾ子は体調不良で酒をドクタ-ストップ喰らっているのに私につられてビ-ルを頼んでいました。


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彼女が鼻から血を吹いて爆発しない事だけを願いながら私は肉を腹一杯に掻き込みました。



マゾ子はその後も爆発する事もなく店を出て、
とりあえず龍が如くで言うなれば「劇場前のクラセガ」で記念にプリクラを撮る事にした私達はその光景に感動致しました。



…ボウリング場も広場も全く一緒…!!



高揚した気分でゲ-センへ入るとそこに物凄いクォリティの男性が立っていました。


ジ ョ ニ ー デ ッ プ が あ ら わ れ た


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思わず彼に一緒に写メをとお願いすると、何故か

「ゲ-ムセンタ-内では禁止なので外でなら…」

と身なりからは想像出来ない様なク-ルな発言。



写メを撮れた事を母に伝えようと

「ジョニ-デップが居た。東京は違うね。」

とこの画像を貼りつけメ-ルを送ると、

「ジョニ-デップよりあんたの腹に驚いた」

と返信が。


そうです。私は先程お伝えした様に、腹に相当な量のしゃぶしゃぶを押し込んだが為、


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大変な事に。


折角の記念も私の油断した腹で全てオジャン。


母さん、純粋にジョニ-だけを見て欲しかったです。



画像だけ携帯に取り込むだけ取り込んで、完全にプリクラを機械に忘れてゲ-センを出た事に気付いたのは翌日の事でした。


そして私の書く日付は全て年号が一年前になっている衝撃。


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因みにこれに気付いたのは帰宅して3日程経過したあたりです。



結局疲労はここでピ-クを迎え、歌舞伎町で飲むのは明日に回す事で意見が一致したので、帰りにファミマで酒他を買い漁ってホテルへ戻りました。


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日付が変わった頃に就寝しようとすると、やはりマゾ子は行きの飛行機で見せた

「必殺☆起きてたフリ」

を数度私に無駄に乱れ打ちしてから果てていました。




東京初日が終わりました。
何かの関係(鞄の穴に意識を取られて全然聞いていなかった)で手間取って30分程度時間が遅れたものの、無事に離陸できました。



機内では携帯を使えないので画像は一切無し。



私が嬉々としてそば飯をガサガサ音を出す度にマゾ子は起きているふりを地味に熱演していましたが、敢えなく機内で撃沈しておりました。



マゾ子は完全に寝ていた割に「実はずっと起きていた演技」を半目でやる癖がある事をこの旅行で初めて知りました。



あの、要らなくないですか?その癖。

寝てしまって何かやらかした事があるんですか?

彼女への謎は深まるばかりです。



さて、飛行機も落下せずに無事東京到着です。



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雨。


「霧雨程度かな」と甘く見ていた私達は軽くそこで口数が減りました。


テンションが音を立てて引いていく様が分かりました。



窓に移った自分の欝顔にハッとし、慌てて顔面を作りマゾ子の方を振り替えると



同 じ 顔 。



あなた根底はサドでしょう。



ディズニ-ランドは未来に殿方と行く事を考慮し、空港からディズニ-シ-へ直行バスで向かう私達の空気はまるでドナドナでした。



私「テンション上がってきた(暗い声)」

マゾ「うん(暗い声)」



…はい、言霊期待してます。
顔も声も言葉とは正反対な女達。


デスフェイスな女達。




しかしなんだかんだ場所に着いちゃえばテンションはどうにかなるもので、


シ-です。


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マゾ子は前回行った時も雨天だったらしく、
カッパとビ-チサンダルルックを強く勧めてきたのでその通りなグッズを購入。


周りは可愛い格好に傘をさしてキャッキャしている中、私たちは完全に


クラゲになりました。


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日曜日だった為かこの雨でも結構な人がおり、
どのアトラクションも待ち時間が発生しておりました。


短くても40分。
長いところは180分。


そこで待つのが嫌いな私達は40分のアトラクションのみを選択していったのですが、


その40分間の会話がほぼ無し。
完全に2人とも邪心を全て捨て切った無の時間でした。


何故ならマゾ子も私も顔が能面の様だったから。



我に返ったのは何か忘れたけれどアトラクションが出発する時に係のお兄さんが発した


「アディオスアミ-ゴ-!!」


の声でした。



そのお兄さん、所謂「可愛い男の子」系統の見た目で、
可愛い顔なのに職業病の所為か少し声が枯れているという、好感度コスモレベルのギャップを兼ね備えていらっしゃいました。



能面の顔が2つ、輝きました。

お兄さんにもう夢中。




マゾ子なんか、

「あのお兄さんとプライベ-トで食事とか行ってさ、『アディオスアミ-ゴって言ってよ~』ってこっちがおねだりとかしてさ、お兄さん最初は嫌がってるんだけど最後は顔真っ赤にしながらやってくれてさ、なんて」

等とやたらリアルな妄想を口走る始末。



しかしそれを忠実に再現してはニヤついてしまう私も同罪です。



私と言えば完全にシモの方の妄想で、
いわゆるフィニッシュの時に耳元で

「アッ…アディオスアミ-ゴッ…!!」

と囁くお兄さんを想像していたのですがマゾ子には黙っていました。



あの肉体の想像権は今だけ私のもの。



その後何か忘れましたがマンションからの落下系のアトラクションでしっかり写真を買い、


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TVでかなり前に見た事がある話題のギョウザドッグを食べ、


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少し離れた場所からパレ-ド?を見学し、


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さて土産屋でも行くかと足を進めたところでマゾ子が何かに気付き挙動不審になっておりました。



私「どうした?」

マゾ「…荷物入れたコインロッカ-の鍵閉めたっけ」

私「そんな記憶は無いな」


2人「…!!」



慌ててロッカ-に戻ると、やっぱり鍵は見事に御開帳しておりました。


まあ財布と化粧道具と携帯は持ち歩いていたので、
盗まれるとしたらその日はまだ未使用のパンティーくらいのものでした。



いや、ありましたよ、全て。

何一つなくなっていませんでした。



その後無事に買い物を済ませ、私の所持金がいよいよ3万を切ったあたりでホテルへとチェックインする事に。



1日居るであろうと予想したディズニ-シ-、滞在時間は正味4時間。


完全に雨に負けました。

惨敗でした。

体は体温を奪われ震え、マゾ子は人込みは嫌いだと密かに激怒し(私は気付かなかった)、

しまいには時刻表を見ていなかったが為にバスを1時間も待ち、ホテルのある新宿へ。



因みにこの日記、まだ1日目の出来事です。
途中で挫折する可能性もあしからず。


~(多分)続く~