まあ、、深く考えない。話さざるをえないのだ。

どういう理由にしろ、似たようなものだろう。

こんにちわ。それだけを言えば、もういいのだ。そんな年齢だ。

相手には悪いが、まあ、こんかいはなせたんだ、次も話せるだろう。

一般的な男はこの人でなければならないというのは、深い関係にならなければ、ならない。

ただ、決して付き会い出して、彼女に

どうして私をえらんだの?

ときかれても、

たまたま。

そこにいたから。

付き合ってくれる人だったら誰でもよかったです。

これは絶対に禁句だ。

必然的な運命だよ。

というべきだ。ものは言いようだ。男は情が移らないとなかなか運命をかじれないものだろう。人にもよるだろうが。

こんにちわ。

彼女は続ける。

あなた、去年の勉強の進み具合からして、どっかひっかかったでしょう?

何で今年も図書館にいるの?

去年一年間近くに座っていた彼女には、どうもこんにちわ、の一言で、十分に契約が成立るだけの力を持っていたようだ。

男子校でしか生活していなかった僕は、簡単に、彼女の感情の契約に白紙委任を押してしまうことになった。