
今朝のニュースで地下鉄がベビーカーを挟んだまま発車し、
ベビーカーはホーム側壁にぶつかったと言うニュースが流れていました。
幸いベビーカーには子供は乗っていませんでした、荷物をベビーカーに乗せていたようです。
九段下駅でベビーカーがドアに挟まれたまま、電車が100m走行(フジテレビ系(FNN))-Yahooニュース
このニュースは「地下鉄がベビーカーを挟まっていることに気がつかずなぜ地下鉄は発車したのか」という、
一点が報道されていて「地下鉄に不備はなかったか、責任はどこか」を問題にしています。
しかし、なぜベビーカーが挟まってしまったのかという原因には触れていません。
ニュースがそれなので現段階ではベビーカーが挟まってしまった状況はわかりませんが、
ベビーカーの一部が挟まったまま、発車しホームの側壁にぶつかった状況を考えると、
発車間際に強引に乗ろうとして挟まってしまった→そのまま発車してしまった。
ということも考えられます。
乗った後にまごついて挟まるとしたらベビーカーではなく人だと思います。
もちろん安全確認をしないまま発車してしまった地下鉄も問題ですが、
子供が乗ってないとはいえ、ベビーカーを使う親としての倫理はなぜ報道で問われなく、
地下鉄だけに責任が問われるのだろうと、不思議な感覚を覚えました。
ベビーカーを使用する親の危機管理と倫理がしっかりしていれば事故は起きる可能性は極めて低く、
それに加えて地下鉄の安全管理が為されていれば起こることが極めて低い事故になるのでは、そう感じます。
つまりは、強引なことをしなければ発生しない事柄、
強引なことをしなければ未然に防げた事故。だったのかなと。
また報道側のいやらしい目線、責任の矛先の距離感を感じる出来事でした。
今回は少し長いかもですが、僕が最近感じている距離感について書かせていただきたいと思います。
近所の工具やスコップなどを扱う、金物屋さんが閉店をしました。
閉店の理由は客足が遠のき売り上げが少なくなったため。
展示なども面白くアイデア商品などもあったのですが…。
実はこの金物屋さんは東日本大震災の時に、
携帯ラジオ、カセットコンロやカセットボンベを通常の価格の10倍で販売、
少し前の大雪の時は、スコップを通常の価格の5倍で売っていました。
商売としては正しい選択かも知れませんが、
地元密着の商店街の中にあるお店としてはどうなのでしょう、
閉店はそんな疑問を抱いた人が多かった結果だと思います。
品揃えはよく、店長さん始めスタッフさんも親切で、人当たりも良いお店でしたが、
垣間見た商魂、店長の心の根底にあるものを地元の人たちは良く憶えていたようです。
距離感を正しく認識していなかったのは店長だったのかもしれません。
結婚式業界でも同じような距離感を垣間見ることは多々あります。
大手ゲストハウスなど新郎新婦さんをお金としてしか見ていない会場も多いです。
入社したての何もかも初々しい新人さんを、
一世一代の結婚式をしようとしている新郎新婦さんの担当に一人でつかせて、
新郎新婦からの質問する度に「聞いてきます」とバックヤードに下がり帰ってこない。
新人なので何の決済力もないのはわかります、新人なので知識がないのはわかります、
けれどある程度新郎新婦さんが言う事が想定される簡易な内容ですら、
「聞いてきます」とバックヤードに下がり帰ってこない状況。
聞いてきて答えた後に繋がる言葉は、ままならない単価アップのセールストークばかり。
こんな距離感、疑問を抱かない新郎新婦さんの方が少ないと思います。
新人という免罪符に甘えているプランナーさんの勉強不足も否めませんが、
そんなプランナーさんを大切な結婚式をしたいと願う新郎新婦さんに単独で担当させる、
上司などの運営側の方が大罪だと僕は思います。
そして消費者側、お客さま側の考えの距離。
お金を払っているのだから、何でも夢を叶えてくれると思っているお客様も増えてきました。
お金を払えばどんな無理なことでもわがまま言っていい、
プロの方なんだからみんな希望を叶えてくれるはず!
大人新郎新婦さんも増えていますが、そんな方も増えています。
「一生に一度の結婚式、夢を叶えましょう!!」
「何でも言ってください、何でも撮ります!」
とか言っておきながら口だけで撮らないカメラマンやプランナーさんもいます。
いえ、むしろその方が多いです。
僕も新郎新婦さんの幸せに結びつくような写真を、
最大限出来る事に尽力しますが、時間や場所の問題などで現実的に出来ないことも多いです。
その中には出来る可能性が1%もないこともあります。
出来ないことに関して「何でも言ってください、何でも撮ります!」とか言っているカメラマンは
治る見込みのない病気の方に余命宣告をせずに寿命を迎えてしまう。
そんな意味と同義だと僕は思います。
出来る事出来ないこと、結婚式になれていない新郎新婦さんにはそれがわかりません。
それもわかっていますのでやりたいこと、撮ってもらいたいことを専門用語ではなく、
曖昧な言葉では無くわかりやすい言葉で伝えてきます。
そんな出来ないことに対して曖昧な言葉で安請け合いする方が罪と思っている僕は、
きっちりと説明をして出来ない理由を説明します。
そういう現実を説明するのもプロの仕事の一つですからね。
なのですが最近の新郎新婦さんにはその言葉に煙たがられる、
もしくは怒られることが多いですかね(´・Д・)
ウエディングカメラマンとは、
そもそも現実的に出来ない撮影内容やスケジュールを新郎新婦さんから掲示されて、
「出来ません、理由は…」というと怒られる仕事になってきています('A`)
もちろんすべてを熟慮されて納得いただく新郎新婦さんもいらっしゃいますけどね。
そんな新郎新婦さんが思い描く夢物語、出来ないという現実を見せられたとき、
矛の向けられるのはカメラマンである僕自身のほうが多くなってきた日常があるのです。
「天気が雨なのはカメラマンの責任!」
「ドレスがうまく着こなせてなく写りが悪いのはカメラマンの責任!」
「ヘアメイクが気に入らない!」
「二重あごが目立つのはカメラマンのせい!」
「腕が太く写っているのはカメラマンのせい!」
「時間が7分あります、集合写真とウエルカムスペース&私たちの写真、
そしてゲスト80人個別で笑顔の写真を!」
とカメラマンの領域ではない領域にたいして、
自らを鑑みることをせずに強行に意見を主張して、
第三者のカメラマンに責任転嫁される業界、そして時代に生きています。
SNSの発達で人との距離感が曖昧のまま、
現実世界でSNSのように思いつきで話したりしているのかな、
メールをしてしまっているのかな、そんなことを感じる事が多いです。
人と人との距離感が密になっているのか、離れているのかよくわからない昨今、
カメラマンとして新郎新婦さんに何が出来るか、
人として新郎新婦さんに何が出来るかと常日頃考えていますが、
距離感が難しいなと感じることが多くなってきました。
販売者とお客様でもありますが、難しいからこそ人としての距離で新郎新婦さんに接したい。
新郎新婦さんが最高の想い出と思う写真撮影、アルバム製作、
それを信じてこれからも、撮影に邁進していこうと思います。
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今まで約1500組のカップルの結婚式を撮影してきました。
お二人の結婚式、心とダジャレを込めて撮影させていただきます。
すべての情熱を写真に込めたいので、1日1組のみの撮影とさせていただいております。
皆様とのご縁があることを楽しみにしています。
【予約受付状況について】ご結婚式1年前の午前0時より予約を承っております。
お問い合わせやお申し込みを多数いただいているので、タイミングによってはご希望に添えないこともございますご了承ください。
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