ウエディングカメラマンの裏話*結婚式にまつわるアンなことコンなこと-結婚式 スナップ写真 dapanda

お目にかかっての打ち合わせ後、花嫁さんからメールがありました。

「理由があって結婚式当日グローブが外せません、ごめんなさい」

グローブとは結婚式当日に花嫁さんが身につけられる、
ヒジから指先までの長い手袋のことです。
グローブの意味合いとして、無垢な新婦を守り、清める意味で身につけられます。
ちなみにこのグローブの中にはマーク・パンサーは入っていません('A`)

ファーストルックなど、意味合いを重んじて結婚式に反映される方もいらっしゃいますので、
特に理由は伺わず「かしこまりました」とお返事をいたしました。

そして結婚式当日、メイクからの撮影をご希望されていたのでメイクルームに伺うと、
すでにヒジから手の甲までのグローブをつけられお仕度をされていました。

メイクルームではグローブを手にはめる姿や、靴を履かれる姿など何気ない瞬間も撮影しています。
けれど今回は手袋をはめる姿は難しそうです、
その代わりイヤリングを直したりなど色々シーンを撮影しました。

挙式では手の甲からヒジまでですので、グローブはそのままで指輪の交換をされました。
そして新郎新婦それぞれの手と牧師先生の手を合わせ宣誓をされました。

いつもは手の甲に置かれ宣誓されているときに、
新郎さんの手が、花嫁さんの手首の方にそっと移動するのをファインダーの中で見ました。
牧師先生の「楽しいときも悲しいときも汝、彼女を愛することを誓うか」の問いに、
「はい」と新郎さんは花嫁さんの手首にそっと触れて言われました。
その姿を見て涙ぐむ花嫁さん。

披露宴お開き後に新郎さんに「宣誓の際に花嫁さんの手首に手を移動した理由は何かあるのですか?」
もし何か理由があればアルバムに反映したいので、伺ってみました。
しばらくじっと考えて話をして下さいました。

花嫁さんは手首に無数の自傷の傷があるそうなのです。
新郎さんの前の彼とひどい別れをされたようで、その時につけてしまった傷なのだそうです。

「牧師先生の言葉を聞いて、彼女をこれからもずっと守っていきたいと思って、
言葉を心に刻んでいたら、無意識に自然と彼女の手首に手が行ってしまったのです」

普段はその傷に触れぬようしていたそうなのですが、
新郎さんは心の趣くままに心と身体が動いたのでしょうね。

真実の愛とは言葉で語られるものではなく、心と行動で語られるもの。
結婚式で輝いていたある真実の愛のお話でした。


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