ウエディングカメラマンの裏話-結婚式 写真

キリスト教の挙式の際に宣誓という儀式が行われます。
「その健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、 悲しみのときも、富めるときも、 貧しいときも、 これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、その命ある限り、 真心を尽くすことを誓いますか。」

そして新郎さんや新婦さんは牧師先生の問いに、
「はい、誓います」と答えるのが僕が経験したキリスト教式の99.9%でした。
残り0.1%?、誓わない人が実際にいらっしゃったんです。

いつものように挙式シーンを撮影していました。
言葉で宣誓するこのシーンは、ベールアップやキスシーンと違ってビジュアル的に静の撮影なので、
装花を前面に入れて前ボケをしたり、ゲストの表情を狙って撮影しています。

牧師先生の「~その命ある限り、 真心を尽くすことを誓いますか。」と新郎に説くと、
チャペル内に響き当たる大きな声で「はい!! 誓います!!」と答えられました。
そして今度は新婦さんに説くと「…」

牧師先生だけに宣誓が聞こえなかったのかと思い、
再度「~その命ある限り、 真心を尽くすことを誓いますか。」と説くと、
やはり新婦さんの反応は「…」でした。

聖書の上に手を置いて、じっと動かない牧師先生と新郎新婦さん。

沈黙は長く長く続きます。
次第にチャペル内の列席者もざわめき始めました。

その後牧師先生は小声でお二人に話し宣誓のないまま挙式を進行されました。
場を読んだ牧師先生の計らいですね。
そのご披露宴は先ほどとうってかわって、笑顔で結婚式を楽しまれていました。
牧師先生が挙式後に別室でお話しをされていたので、
何か引っかかっていたものがとれたのでしょう。

幸いと言っていいのか、声が写らないのが写真なので通常通りアルバム編集も完了し、
デザイン校正をお客様にしていただこうとご連絡したところ。

「結婚式後にすぐ破談したのでアルバムはいりません」

というお答えでした(´・ω・`)
新婦さんのお話によると、お二人は4年前からお付き合いを始めました。
お付き合いして2年ぐらいに女の勘で別の女性の存在をキャッチ。
でもその後何の不安要素もなかったので、思い過ごしかと思い結婚式直前までやってきました。

しかし結婚式の前々日に「○○へ 生まれ変わったら一緒になろう」
というメールを新婦さんに間違って送ってしまったのだそうです。
そのお相手は2年前に女の勘で感じた女性だったのだとか。

新郎にはその事にはふれずに結婚式に臨みました。
対面的にこのタイミングで結婚式を中止にする決断は出来なかったと言うのが理由です。
ただ挙式の際に「その健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、 悲しみのときも、富めるときも、 貧しいときも、 これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、その命ある限り、 真心を尽くすことを誓いますか。」
と問われ、ウソでも誓えないと思い、でもこの場で言わないと「…」と葛藤をしていたのだとか。

新郎さんが間違えて送ったことは、偶然ではなく必然だったかと思うんですよね。
見えない力が働いているんです世の中って。

いま新婦さんは僕に「いい人がいたら紹介して下さいね」なんて明るく離しながらビールを飲む仲です。
友達として本当の幸せにあふれる写真をいっぱい撮って上げようなんて思っています。


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