ウエディングカメラマンの裏話*-結婚式 写真


最近カメラマンをされている方のご結婚式の撮影をよく行います。
同じ仕事の方からご依頼をいただくことって、とてもうれしい気持ちになります。

同業者の撮影となるといつも以上に緊張してしまいますが、
カメラを向けられている新郎さんや新婦さんのカメラマンも緊張している事が多いようですね。
僕も普段たくさんカメラを向けていますが、
いざカメラを向けれるとハニワのように固まりますからね。

そういった感じで結婚式には現役カメラマン、元カメラマン、
カメラマンになりたかった方などがいらっしゃることが多いです。
気さくに声をかけていただいて、
マニアックな機材の話をすることもあれば、意気投合して友達になんてこともありました。

結婚式には数多くのゲストがいらっしゃいます。
走り回って新郎新婦を撮影している姿を中には快く思ってくれていない方もいらっしゃいます。

「レンズワークが悪い」「撮る姿勢が悪い」「被写体へのアプローチが弱い」
と僕に怒鳴っている60代ぐらいのゲストがいらっしゃいました。

お酒が入ると若い人に説教をする飲み方をする人、
そういったことは撮影していても珍しくないので、
初めは華麗にスルーしていたのですが「おいこら聞いているのか」と強い口調で言われたので、
場を濁さないようにとお話を伺いに行きました。

「おれは風景写真のレッスンプロをしているんだ」
「おまえの撮影時の姿勢はなんだ、三脚構えてじっくり撮らなきゃダメだろ」
「絞り込んでパンフォーカスにする、そういう写真を撮れ」

(・ω・)

まあ風景写真と結婚式の写真は、和食とフレンチぐらい同じ"お料理"であっても違う料理なので、
撮り方も全く異なります。
三脚たてて撮っていたら、ゲストとキャプテンにボディブローをされると思いますし、
パンダフォーカス、じゃなかったパンフォーカス(写真全てにピントが合っている状態)
で人物を撮っても面白くも何ともないんです。

まあただ"難癖"をつけたいだけなんだなと思ったので、
「真摯に受け止めさせていただきます、ご助言ありがとうございます」と深々と頭を下げて、
通常の撮影に戻りました。

それで収まるかと思ったのですが、火に油だったようです。
ケーキ入刀を撮影している僕の耳元で「子供をアップで」
キャンドルサービスされている新郎新婦を「ろうそくの火をアップで」
と撮影指示をし始めました。
「おれがいないとダメだろ」と耳元で言われてしまうぐらいです。

まあ気に入っていただいた事はうれしいのですが、
僕は集中して静かに撮りたい派なので、新郎新婦に相談して親族にアプローチしていただき、
何とか自分のペースで撮れることができました。

それでも色々言われましたけどね、まあ色々な人がいることは楽しいことでもありますから。
その年配の男性も、新郎新婦のためを思っていたのかも知れませんしね。
あまり気には止めなかったですが、
本音を言えば僕のことを馬の耳に思ってくれたらうれしかったです、
撮影の集中をそぐことは、
写真のことを知っている人の行動とは思えないので、まあ仕方ないですけどね

写真はもちろんですが心も鍛えないと結婚式の写真は撮れないななんて思った出来事でした。

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