ウエディングカメラマンの裏話*-結婚式写真

結婚式に救急車、救急車はおめでたい紅白の色ではありますが、
結婚式ではあまり出会いたくないものですよね。
でも結婚式と救急車、15年近く結婚式を撮影してきて割と出会ってきました。
結婚式には緊張やお酒が常なものですものね。

酒癖が悪くおばさまにお酒を止められていたおじさまが、
結婚式と言う事で今日のみ解禁したところ、
披露宴後にロビーで酔ってふらついて顔からガラスのテーブルにダイブ。
60針を縫う大惨事に。

また普段着慣れない着物、締め付けがきつかったのでしょう、
白無垢を着られた花嫁さんの顔色が徐々に白くなり、貧血で倒れてしまいました。

ケーキ入刀の後ファーストバイトのフォークを勢い余って新郎の唇に刺してしまい、
出血大サービスを演出された花嫁さん。

ブーケトスでブーケが顔面にあたり、
脳しんとうを起こして倒れてしまった、次の幸せをもらうはずの女性。

挙式のウエディングキスで新郎と新婦のキスが濃厚すぎで酸欠状態に。
(これはウソ)


たくさんの人が集う結婚式、色々なイベントもあり何があるかはわかりませんよね。
ご親族など年配の方も入らしたりすると心配は募る方も多いのではないでしょうか。

前に軽井沢での撮影中に披露宴中に突然倒れられた年配の男性がいらっしゃいました。
スタッフがすぐに救急車の手配をしたのですが、
最寄りの消防署の救急車は出場中で、別の消防署からの手配でだいぶ時間がかかるとのこと…。
慌てふためく会場内。

そこですくっと新郎がタキシードのジャケットを脱ぎました。
新郎さんは医療関係ではないのですが、お父様が病気がちだったために、
救命講習は定期的に受けられているようです。

呼吸と心音を確認しましたが確認出来ないため、CPRという心肺蘇生措置を行いました。
AED(自動体外式除細動器)などはなかったため手と口による心肺蘇生です。
僕もこんな事があったときに役立つかなと、上級救命講習を受けているので、
二人で心肺蘇生措置を行いました。

CPRを続けてしばらく経つと救急隊が到着、心配は弱いながらも動き始めていたようで、
新郎と二人で安堵で腰が抜けてしまいました。
こんな時にすくっと行動をした新郎さん、新婦さんも惚れ直したでしょうね。
僕も惚れ直したぐらいですから('A`)

その年配の男性は今でも元気にすごされています。
毎年年賀状と暑中見舞いをいただきます。
先日も暑中見舞いがきていました、いつも見る度にニンマリと笑顔になります。
こういった絆ってうれしいものです。

このブログで結婚式のプロカメラマンは写真を撮るだけが仕事ではない、
なんてよく書いていますがこれもそのひとつです。
普段はサービスマンやプランナー的なことが多いですけどね。
救命講習を受けているカメラマンは少ないと思いますが、
何か合ったときに行動できる力を用意しておくことも大切なことだと思って、
定期的に講習を受けています。

ちなみにダジャレは独学です。
講習を受けられるところがなかなかないんですよね、僕みたいに上級になると('A`)

結婚式中には新郎新婦の顔がひきつる可能性があるのでダジャレは飛びませんが、
迂闊に飛び出ることもあるのでお許しください。
この前もロケーション撮影中に自生していたクレソンを見つけて、
「こんなところに」と3人でしばらく静かに眺めていました。そして僕が、

「こうやってクレソンをずっと見ていたら、日がくれそんですよね」

僕は得意げでしたが、お二人は静かにクレソンをやや引きつった顔で眺め続けていました。
僕も誰かに助けてほしいと思ったある日の出来事でした。

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カメラ結婚式のスナップ写真撮影を承っています
今まで約1000組のカップルの結婚式を撮影してきました。
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