
挙式が執り行われた後の、披露宴会場にゲストが入る少し前の少しの時間。
披露宴会場では最終確認と調整が行われています。
テーブル装花を確認したり、食器を厳密に調整していたり。
僕は毎回色々な会場に行っています、
その時間はテーブルコーディネートを撮影している時間です。
お二人こだわりの装花やナプキン席札など、ニコニコしながら撮影しています。
そしてこの時間にその会場のチェックの様子を見ていたりします。
聞き耳なども立てながら('A`)
ピンと張り詰めた空気の中で司会者キャプテンと最終確認していたり、
鋭い視線ですべてを厳密にチェックしている総支配人がいたり、
何度も指さし確認してスピーチの方の座る席など確認していたり。
新人さんが何度も動線のリハーサルと確認をしていたり。
そんな会場もあれば、
ペチャクチャつば飛ばしながら、食器のセッティングをしている会場もありますし、
スタッフ同士でイチャイチャしながら、
手ではなく口だけを動かしてゲストの入場を待っている会場もあります。
会場としての仕事の取り組みや、お客さまに対する思い。
その温度差が顕著に表れるのが実はこの時間なんです。
つまりこの時間って会場スタッフの本音を聞くことの出来る時間なんですよね。
挙式が完了して、スタッフもリラックスしているしゲストはいない状態ですからね。
よくポロッと本音が出たりしています。
「今日の花嫁トレーン長いけど、
レストランウエディングなんだからあんなに長いトレーンいるのかな」とか、
「このウエディングケーキ作るの大変な割に単価変わらないんだよね」とか、
「今日の装花は昨日と同じだ」とか。
そんなプランナーさんのぼやきも聞けたりします。
結婚式に携わっている人、さらには担当している新郎新婦の陰口を当日しかも現場で。
なんだか寂しくなる言動ですけどね。
ストレス貯まるのもわかりますが、それをぼやきに還元してはいけないですねプロとしては。
まだ野村監督のぼやきの方が建設的なぼやきだと思います。
でもお二人やゲストがそんなことをチェックしたくても、
そこはスタッフでなければたどり着けない環境です。
でも会場のお客様に対する心が見える簡易的な方法があります。
それはグラスや食器が汚れていないか、ホコリはついていないか。
これだけですべてがわかったりすることも。
グラスや食器は少しの温度変化や時間の経過で曇るので、
セッティング直前にふきあげた方が当然きれいなのです。
曇っている&汚れているということは、
仕上げでセッティング直後にチェックしてない証拠ということにもなります。
拭きムラやホコリがたくさんついている場合は、
おもてなしをする態度ではなかったって事でしょう。
あとグラスや食器の傷も大事なチェック項目ですね。
そういう所からお客様に対する姿勢がみえるんですよね。
会場選びの際にはそういった所を確認してみるのもいいかもしれませんよ。
ちなみにこのチェック方法はミシュランやZAGATの調査員が、
席についてまず最初にチェックすることだそうです。
いくら営業トークがうまくても、お料理がおいしくても、
そこに心がないといけないとすべてが無になると思うんですよね。
結婚式で大切なのはなによりも心だと僕は思います。
先日の結婚式で、雨に濡れた階段でゲストがすべて降りる間、
傘も差さずに丁寧に丁寧にゲストがすべらないよう、
階段を拭いているスタッフさんがいました。
ゲストが階段を上がるときはささっと階段の下に走って下からゲストを見守っていました。
「もし転んだときにお客様を受け止められるように下にいるんです」
そんなスタッフの心意気を素晴らしいなと思いました。
たくさんの会場があって、たくさんの選択基準がある中、
一生に一度の結婚式会場選び、皆様も後悔しないように選ばれて下さいね。
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今まで約1000組のカップルの結婚式を撮影してきました。
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