
(写真は本文とは関係ありません)
バージンロードを花嫁と腕を組み歩くお父様。
一歩一歩、進んで行くバージンロード。
バージンロードは父と娘の歴史を思い出させる道でもあるのですよね。
歩かれている途中でたくさんの思いが交差し涙ぐむお父様、
また父と娘にしか聞こえない心の声で会話をしている姿も良く目にします。
ゆっくりゆっくりと父と娘の歴史を歩き、
新郎の元へと向かい、お父様の手から新郎へ娘の手を取りお手渡しをされます。
これが通常の光景なのですけどね。
ある日の結婚式、バージンロードを歩かれて、
祭壇の前で父と花嫁、そして新郎が向き合いました、
ここでお父様は花嫁の手をとり新郎の手にという流れなのですが、
向かい合ったままお手渡しをされません。
花嫁さんが促すも、お父様の視線は新郎を見つめ続けています。
感慨にふけているのかとレンズ越しにお父様の表情をみると、とても険しい顔です。
まさか結婚を認めないとか…。
チャペル内も( ´д) (´д`) (д` )という雰囲気になってきました。
牧師先生が「お父様、花嫁の手を新郎に」と促すも、
向かい合う均衡状態は続いています。
そんな不穏な空気を察した新郎が花嫁の手を強引に取ろうと手を伸ばすと、
お父様はその手をサッと手をかわします。
時間としては2~3分ぐらいだったことでしょうが、
チャペルにいる人には20分にも30分にも感じたことでしょう。
僕は2~3時間に感じました。
あまりの中断が長いのでチャペルスタッフが、
お手渡しを断念し、新郎新婦のみ祭壇の前へと促します。
しかし腕を組まれたお父様の腕は花嫁をしっかりとホールドしていました。
その状態をみていよいよお母様が仲介に入ろうと席を立ったときでした。
「娘をよろしく頼む!」とチャペル内に響き渡る声でガッチリとお手渡しをされました。
その目には大粒の涙があふれ、頬を伝いバージンロードをさらに輝かせていました。
お父様は「娘をよろしく頼む!」の一言が感極まってなかなかでなかったので、
しばらくお手渡しをされなかったようです。
言えなかったので言わないでお手渡しをしようかと思ったそうですが、
それは出来ない男心だったようです。
通常のお手渡しはほんの2~3秒です、
バージンロードでお手渡しの時間をじっくりと味わえたこと、
それは新しい家族の歴史になるのでしょうね。
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