ウエディングカメラマンの裏話*-海

門限を1分でも遅れると家に入れてくれなかった厳格なお父様。
ほしいものがあっても「お小遣いをためて買いなさい」
と誕生日でもけして買ってくれなかったお父様。
そして常にボーイフレンドの存在を聞いてきたお父様。

花嫁が小学生の頃、若くして他界されたお母様の変わりに、
お父様は新婦をそんな環境の中で育ててきたそうです、
門限もゆるく、ほしいものも買ってくれる友達も多い中そんな家庭環境を悔やんでいたのだとか。
「でもあの厳しさも父親の優しさだったのでしょうね」
納品したアルバムを見ながらそんなことをつぶやきました。
花嫁が立派な女性になるために厳しく育てたのは、父としての優しさだったのでしょうね。

「娘さんを僕に下さい」と新郎がご挨拶に行ったときも、腕を組み軽くうなづいただけのお父様。
花嫁はその場ではその無愛想さに怒りを感じたそうのですが、
「これは寂しさだったのかも知れませんね。」なんて花嫁さんはアルバムを見てつぶやかれました。
そして新しい夫婦として道を歩んでいくための、はなむけの無愛想だったのかも知れません。

娘が旅立つ結婚式の日、親族控え室にウエディングドレス姿で登場した娘の晴れ姿をみて、
思わず目線をそらすお父様。
腕を組み少し照れくさそうに、花嫁をチラっと見るお父様。
花嫁とバージンロードで腕を組むとき、とても照れてそしてうれしがっていたお父様。
そして披露宴では食事に手を付けず、娘のことをじっと見つめていたお父様。
目に涙をためて、まばたきをして涙をこぼすまいとしているお父様。

父親としての厳しさの裏にある愛情を注いできたお父様。
花嫁さんにはその愛情が伝わっていないように感じましたが、
そこは親子、愛情の意味は伝わっていたようです。

娘さんを大学院まで支え続けたお父様。
結婚が決まり、感謝の意味を込めて贅沢に海外旅行をプレゼントしようとしたところ、
お父様は固辞されて「釣り竿がほしい」と一言言ったそうです。

昔を思い出すとお母様が亡くなってから、
初めて父と娘で二人きりで出かけた所は海だったのだそうです。
お父様は海を見て釣り竿を垂らし、えさも付けずにただただ海を眺めていたのだそうです。
きっとこれから2人で生きていく覚悟をされていたのでしょうね。
小さかった花嫁はそんな退屈な状況に耐えられず、
すぐ家に帰り寝たふりをしていたそうです。
それ以来大好きな釣りは一切やめて、その時間があれば働いていたのだとか。

父親って不器用です、伝えたくても伝える方法が分からない。
特に娘さんにはどんな方法で伝えて良いのかがわかりません。
なので嫌われているぐらいの方が父としての尊厳なんて人もいたりします。
そんな不器用ながらも根底にあるのは愛なのですよね、父として娘を思う無償の愛なのです。

今度花嫁さんは2本の新しい釣り竿を持って、お父様と海に行くそうです、
新郎という新しい家族が増えたという報告を母なる海にしてくるのだとか。
母なる海の輝きはキラキラと眩しいのでしょうね。


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