true-イス

先日撮影した会場での出来事でした、
会場の担当さんと打ち合わせをしているとプランナーさんがやってきました、
「本日はよろしくお願いします」と僕が声を発するする前に、
「今日の撮影なんですが…」と切り出されました。
何を言われるかと思いきや「本日の撮影はイスに座って撮影して下さい」でした。

挙式中はもちろん「披露宴中もイスに着席で撮影して下さい」とのことです。
挙式の着席撮影は今ではだいぶ慣れて問題ないのですが、
披露宴の着席撮影は初めてです。

事前に撮影制限について確認した時は、オールOKで着席での撮影すら一切言われなかったので、
「そういった制限は初耳なんですけど」とプランナーさんに確認すると、
「あの後に変わったんですよ、規則は規則ですから」と紋切りで言われました。
そば屋の出前以上な詭弁ですよね。
「なんで着席撮影なんですか?」と聞くと、
「先日来た女性カメラマンが配膳の人にぶつかって料理がこぼれた」からだそうです。

披露宴会場を動き回るのは主に配膳スタッフとカメラマンです。
カメラマンだけのワンマンプレーだけではこういった事故は生じてしまいます。
カメラマンは配膳の邪魔にならないように常に360度、
いえ540度くらい周囲に目を向けて撮影するのが、結婚式のカメラマンの流儀です。
どのスタッフもお二人やゲストが幸せな結婚式を過ごせるように、
という目標のために動いているんですから、協力し合わないとですよね。
特にアウェイの会場の場合はカメラマン側が注意しなければなりません。

僕は料理が運ばれてくるタイミングの時は会場の隅にいて配膳されるのを待ちます。
料理ってタイミングと温度がとても大事です。
ゲストもあたたかいお料理を召し上がりたいですからね。
もちろん配膳の方の邪魔になってしまっては申し訳ないですしね。

そして食べ終わったお皿をピックアップするときも、
やはり邪魔にならないよう会場の隅から望遠レンズで新郎新婦やゲストの表情などを狙っています。
お皿のピックアップが完了したら、お二人の近くに行って撮影を再開します。

どちらも特にイベントがないときに限りますけどね。
でもイベントとイベントの間にお料理はサーブされることが多いので、
ほとんどそんな形で撮影をしています。

まあこの結婚式の撮影を始めて10年、約1000組の撮影していますが、
ゲストのおじさまになぜか脇腹をアタックされることはあっても、
僕自身がお料理にアタックしたことはいまだかつてありません。
なので「絶対にお料理のサーブの邪魔をすることはありませんけど、それでもダメですか?」
と納豆に砂糖を入れてかき混ぜたぐらい、ねちっこく交渉するも焼け石に水状態でした。
ちなもにお二人からプランナーさんに「今日言われても」とクレームを付けても焼け石に水でした。

挙式も披露宴もずっと着席での撮影、良い写真が撮れるわけがありません。
当日にそんなこと言われてどうしよう…。
最初は焦りましたが、困ったときはやはりトンチです('A`)
言葉に対抗するものはやはり言葉です。

「披露宴では着席撮影」つまりイスに座って撮れば問題なしです。
これは先ほどキャプテンの目の前でも確認済みです。

ということでイスを移動させながら撮影しました。
乾杯のときもメインテーブルの前に座って撮影、
ケーキ入刀の時も立っているゲストの前に座って撮影。

「自席で座ったまま撮影」とは言われていませんので「着席したまま撮影」しました。
ええ、売り言葉に買い言葉ですが、会場側の規制はクリアしていますよね。
苦肉の策ではありますが自席から撮影していては写真のクオリティは当然落ちます。
お二人に悲しい思いはさせたくないですからね。

でもイスに座って撮影といっても、やはり大変ですアングルも限定されますし。
このまま座っていたら、イスの上にも三年になってしまいそうです('A`)
なのでこまめにイスを移動しては撮影していました。
ゲストの方には申し訳なかったのですが、イスをこまめに移動させながら撮る理由がありました。

親族の方が「なんでカメラマンがイスに座って撮影しているんだ」とか、
「イスに座って新郎新婦の前に座られると目障りだ」と僕ではなく会場側に言っていました。

これは新郎気を利かせていただいて、
「新郎新婦や僕が交渉してもダメなら、
親族みんなで会場側にクレームをつけて立って撮影をOKにさせよう。」
という新郎さんが計画した作戦でした。
10数人から一斉にキャプテンに向かって言葉の矢が放たれます。
「なんで座って撮っているのか最初から説明しなさいよ」
「立って撮った方が良い写真が撮れるのに何で座ってるの?」などなど。

次の瞬間「カメラマンさん、立っていただいてご自由に撮影していただいて結構です」
とキャプテンからOKがでました。

その後はいつも通りの撮影ができました。
新郎の機転には驚きでしたけどね、
でもこんな機転の利くご主人なら何が起こっても大丈夫ですね。

あとあと知り合いのカメラマンに聞いたところ、
「先日来た女性カメラマンが配膳の人にぶつかって料理がこぼれた」からというのは、
対外的なただのデマカセで、実際の所は自社のカメラマンに撮らせたいからの理由だったそうです。
通常お二人もしくはカメラマンに「挙式も披露宴も着席での撮影」と事前に告知するそうなのですが、
プランナーさんは新人だったようですっかりその事が抜けてしまっていたため、
事前に確認したときは撮影OKで、当日になって"着席"といったことになってしまったようです。

結婚式の舞台裏には結構こんな出来事が多く存在していたりします。
折衝で困ったときにはやはりトンチですかね、
たまにすごい勢いで怒られるときもありますけどね、
その時はだいぶトンチンカンなことをいっているのでしょうね('A`)

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