
ウエディングケーキにはお二人のエピソードを交えたり、
大好きな鎌倉らしいジオラマにしたり、大好きなフルーツを敷き詰めたりと、
小さいケーキの中にもお二人を表現されているのがウエディングケーキです。
そんなこだわりの凝縮のウエディングケーキ、
披露宴で入刀するはずのウエディングケーキ、
しかしそこにはウエディングケーキがないという披露宴がありました。
お二人は入場前にその事実を知ったそうです。
その理由とは会場側の発注ミス、全く製作されていなかったのだそうです。
会場側は急遽手配を行い、お色直し後にウエディングケーキを行うことを提案し、
優しいお二人は怒ることもなく承諾されたそうです。
会場側も「当初のものよりは、豪華にさせていただきます」と言ってくれたので、
むしろお二人はお色直し再入場後のウエディングケーキを楽しみにされていました。
再入場前にその豪華になったウエディングケーキを撮影しようと、
運ばれたケーキにカメラを向けると、
そこには「その辺のケーキ屋さんで買ってきたでしょ?」
という丸いチョコレートケーキのホールケーキが4つ並んでいました。
装花による装飾もなく、平置きで4つ並んでいます。
↓上から見るとこんな感じです
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ケーキにロウソクを立てて「お誕生日おめでとう」とプレートを付ければ、
そのまま4人分のお誕生日会が開けそうなケーキです。
豪華なケーキってこれですか… (´・ω・`)
そんな状況に唖然としていると、司会者さんから新郎新婦入場のアナウンスです。
新郎新婦もウエディングケーキに期待を寄せるウキウキな表情で会場内を移動されます。
しかし視界の先にホールケーキを確認すると、見る見る表情が曇っていきます。
やはりどうみても市販品のチョコレートケーキだったようですね。
そのホールケーキの前に立ち、市販のケーキを眺めるお二人。
あまりに悲しそうな表情に僕はカメラを向けることが出来ませんでした。
お二人のデザインしたウエディングケーキは、
お二人が出会った大好きなスキーゲレンデを、ケーキの上にデザインしたものでした。
シュプール描くお二人の姿を自らお菓子教室に行って、
マジパンで自作されたものを真っ白なウエディングケーキの上に置く予定でした。
「あんなに嫌だと言っていた、新郎が気に入ってものが出来たと喜んでいたんです」
なんて楽しく作ったのですね、なんてうれしそうなメールもいただきました。
しかし今そのスキーをしているお二人の姿のマジパンが置かれている場所は、
茶色い小さいチョコレートケーキに無造作に置かれています。
お二人はむしろ悲しいというか唖然とされていたのかもしれません。
司会者さんはそんなことも伝達されていなく、
「お二人がデザインされたスキー場をイメージしたウエディングケーキに入刀をされます!」
そんな状況の中入刀しないわけにはいかないと思ったのでしょう、
そしてお二人は悲しい思いを抱きながら、ホールケーキに入刀されました。
僕もとても心苦しかったですが、お二人の決意にカメラを向けました。
その後お二人は涙声で担当のプランナーさんに苦情を言ったところ、
謝罪もなく「ケーキ代金を返金させていただきます」の一言だったようです。
会場の上司と話しても「発注ミスについては謝罪するが代換品を用意したのでそれで免責では?」
という回答だったようです、当然納得がいくわけもないので、
現在も交渉を続けているようです。
僕は30年近く父からもらったボールペンを使い続けています、
30年前のものですので、仕事の打ち合わせで使っていたりすると仕事仲間から、
色々なボールペンをもらったりします。
人から見れば、古いボールペン使っていていたたまれなく思ってくれたのでしょう。
たしかに握りにくいし、重いしかなり使用感漂うボールペンですが、
そこには色々な想い出や思い入れが詰まっているんですよね。
会場側からみれば1結婚式の1ウエディングケーキなのかも知れませんが、
新郎新婦にとってみれば、お菓子教室に行って頑張って作ったマジパン、
そして肩を寄せ合ってワクワクしながらデザインした、
たくさんの思い入れがあるケーキなのです。
会場側はそんなこだわっていることがわかっていたにも関わらず、
発注ミスというケアレスミス、そして不誠実な事後対応、
結婚式の想い出さらにはお二人が思い入れていた想い出を崩壊させたこと、
会場側には責任の重さ、そして心の重さを感じてほしいなと思った出来事でした。
このウエディング業界には新郎新婦のことをまるで自分のことのように親身に、
そして大切に思っているスタッフもたくさんいるのですから。
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1日1件のみの撮影なので、お日柄の良い日は1年前から予約が入ってしまうこともありますので、
よろしければお早めがオススメです。 ダジャレも含めて頑張って撮影させていただきます('A`) dapandan@gmail.com

いつもたくさんの応援をありがとうございマンモス('A`)