true-神社

世の中はあのトヨタ自動車が赤字転落など不景気まっしぐらです。
夢を売るこのウエディング業界の景気はといえば…。
やはりウエディングケーキですかね('A`)

まあダジャレはさておき色々厳しい世の中に違いありません。
うちの事務所では撮影に関することだったり、
お客様に納品するものについてはコストは惜しみませんが、
事務用品を効率的に使用したり、
取引先の接待を減らしたりと色々と経費削減をしています。
まあ接待を減らすのもエコ活動の一環ですしね(笑)

先日とあるホテルに撮影に伺ったときのことです。
お二人の挙式スタイルは神前式でした。
ホテルにしては珍しく、撮影の出来る神殿でしたので、
ゲストやお二人が入る前に神主さんと打ち合わせなどをしていました。
そして神殿を正面から撮影、そして祭壇を撮影、そしてお供物を撮影しようとすると。
「ちょっとまって!」
神主さんから大きな声で制止が入りました。
「お供物は正面からだけ撮ってね、横からは撮ってはいけないよ」と。

言葉の意味がわからず、
一休さんの「このはしわたるべからず」的なトンチかと頭を悩ませますが、
横に回ったときにその謎がすべて解けました。
祭壇に並んでいるお供物の果物やお菓子などが半分なのです。
正面から見ればちゃんとしているようにも見えますが、横に回ると半分になっています。

そして果物はよくみるとプラスチック製です。
しかも100円ショップで売っているのような稚拙なものです、
お風呂の中で遊べそうなプラスチック製です。

でもよく見ると遊べないことに気付きました、そのプラスチック製の果物も半分なのです。
マンガのおぼっちゃまくんのびんぼっちゃまみたいな感じです(古)

なぜ半分?

まあこちらに奉られている神様的にも何か特別な意味合いもないでしょうし、
コストダウンとしか思えません。
残ったもう一つの行方が気になりますが、他の神殿にでも飾られているのでしょうかね。
プラスチックの果物、これでは神様もきっと喜びませんよね。

そして1回の挙式料が20万円、新郎新婦やご家族にとってはかけがいのない想い出、
けれどお供物は使い回しのプラスチック製、そしてなぜか半分。
ホテルの神殿ではありますが、神様が奉られていることには変わりありません。
きっと1日中そのままでしょう、1日に何組もやるのにその姿勢は問題ありですよね。
ホテル側がなんでそこをケチったのだろうと、
半分になった見栄えよりも、ケチることに至った姿勢がなんとも悲しく感じました。

そしてプラスチックの果物、正面からは肉眼的には遠目にはわかりませんが、
うちで使っているデジカメは一眼レフタイプの高精細のものなので、
納品後にはわかる方にはわかってしまうと思います。

また別の会場ですが、祭壇から動くことのない牧師先生の足元が…ということもあります。
よくトイレで見るような茶色いサンダル、通称便所サンダルを履いていることがあります、
挙式時には見えませんが、リハーサルの時に祭壇に立つ前に見えてしまうんですけどね(^_^;
そんな姿を見るとちょっと萎えます(笑)

お供物にしても便所サンダルにしても、
おそらく会場側の"経費削減"目的なのでしょうが、
けして経費削減ではなくいうなれば少し前に流行った"偽装"や"手抜き"に近いですよね。

夢と想い出を扱うウエディング業界、
携わるスタッフにも夢と誇りを持ってほしいなと思った出来事でした。


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1日1件のみの撮影なので、お日柄の良い日は1年前から予約が入ってしまうこともありますので、
よろしければお早めがオススメです。
ダジャレも含めて頑張って撮影させていただきます('A`) 
dapandan@gmail.com パンダ

いつもたくさんの応援をありがとうございます('A`)
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