ベール

結婚式などではご友人やご親戚の写真好きな方が、
僕と一緒にスナップ撮影したりなんてことも珍しくありません。
機材もプロ並みに本格的に揃えてきて撮影していたりなんてこともあります。

そんな方を見かけたらカメラ談義をしたり、機材のお話ししたりと、
コミュニケーションを取っていきます。
慣れていないご友人などのカメラマンさんはバージンロードを歩いて行ってしまったり、
ウエディングケーキの前で仁王立ちして撮影していたりと、
撮るのに一生懸命で周りが見えていないことが多いんです。
そのときに「そこは入っちゃだめですよ」と注意することもあるのですが、
何の面識も無い人に注意されたら、やはり不快ですよね。
なのでそれなりのカメラを持っている人には話しかけるようにしているんです。

ある日の結婚式の撮影の際も、
プロ用の機材で写真を撮ろうとしているご親戚の方がいらっしゃいました。

近くに行って「良い機材お持ちですね(^-^)」と話しかけてみると、
こちらの機材を見て「おめーも写真とんのかよ?」と言われました。
「はい。新郎新婦に直接ご依頼いただいていますので…」と答えると、
「いいかー、おれの邪魔はすんじゃねーぞ、いいなー?」
といわれました。
「仕事なので撮らない訳には行きませんので、邪魔でしたらおっしゃってください」
とその場を離れました。
まあいつもであれば周りのご親戚の方が制止したりなんてことが多いのですが、
周りのご親戚の方が苦笑いだけで誰も止めようともしませんでした(^_^;

そして挙式が始まりました。
ご親戚のおじさまはきっと自由奔放にチャペルを動き回るんだろうな…。
と思っていましたが…。

まさにその通り自由に動き回っていました。
バージンロードも祭壇もお構いなしです。
聖歌隊のいる位置からのアングルが気に入ったらしく、
「ねーちゃん邪魔、あっちいっててくれ」と聖歌隊をどかしてまでも撮影していました。
さすがの奔放ぶりに牧師先生が注意しますが
「客なのになんだその態度は!」とご立腹の様子。
新郎新婦もその親戚には何も言えないらしく、
ただただ時間が過ぎてほしいと言う表情をしています。

僕はご親戚のカメラマンがいない位置で撮影していましたが、
僕の撮影位置を確認するやいなや、走って僕のカメラの前に陣取りました。
しかも「おめー卑怯だぞ」なんて謎の言葉を言いながら…。
しかもウエディングキスのシーンがうまく撮れなかったらしく、
「おう! もう一回やってくれよはえーんだよ、もっとゆっくり!」
なんて挙式本番中にリテイクさせていました。

ありえません(^_^;

その後は僕の近くにずっといました。
タックルされたり、文句を言われたりしながら撮影していました。
披露宴中も僕の周りをついてきていました。
体温が伝わるぐらいのでかなりの至近距離で(^_^;

披露宴の進行は頭に入っているので、次に何があるかを先読みしながら行動していくのが、
ウエディングカメラマンの基本なのですが、
その先読みして行動するのがそのご親戚の方には気に入らないらしく、
「おめーはおまけのカメラマンなんだから、わきまえろや」
なんて披露宴会場ですごみをきかせてきました。

というわけでわきまえて次の行動のギリギリまで待っていて、
早足でイベント前まで行ってカメラを構えると、
背中に大きな衝撃がありました。
「もしかして闘牛?」と思いましたが赤い布など持っていないので、
違うと納得できましたが後ろを振り向いてみると、
何やら赤い顔で怒っているご親戚のカメラマンがいました。
どうやら頭突きをされたようですね僕。
そして「じゃまなんだよ!!!」と言う言葉と共に機材を手で払ってきて、
なんとかかわすことが出来ましたが、
親戚の方の手が直撃していたらストロボはぽっきり折れていたでしょうね。
親戚の方は「チッ!」と舌打ちしてその場を離れていきました。

新郎新婦もご親戚もその状況を見ても動いてくれないと言うことは、
これ以上状況は良くなることはないと言うことですので、
これはその親戚の方と地道に打ち解けるしかないなと感じ、
新郎新婦の中座中に色々お話ししようと近づきましたが、
なにやら対抗心たっぷりの目で「これ以上おれに近づいて撮るんじゃねーぞ」
と言われました。まあこれは僕が言いたかったセリフですね。

まあ親戚の方も頑張って撮っていることですし、
争いは争いしか生みませんから、スルーする方向で撮影していきました。
撮影上何かあってもこういう状態であれば理由がつきますしね。

そして披露宴もお開きの時間となりました。
ご親戚のカメラマンさんは謝辞の際ずっと、
涙の新郎前1mに仁王立ちして撮影しています。
他のゲストは苦笑いです。

そして撮影も完了し撤収しようと機材をかたづけていると、
その親戚の方が僕にすごい形相で近づいてきました。
殴られるのかなと身構えをすると、
「あのよー、撮った写真をおれにくれないか? おれが撮ったことにしてよ、なあ?」

( ゜д゜ )

どうやらご親戚のカメラマンさんは撮影に熱中しすぎて、
途中からカメラにフィルムを入れるのを忘れて撮っていたようなのです(^_^;
もちろん撮った写真をあげる意味がわからないのできっぱりとお断りしました。
「このドケチ野郎!」と言われましたけどね(^_^;
まあドケチでもハンケチでもなんでもいいです('A`)
なにかどっと疲れた結婚式でありました。


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ダジャレも含めて頑張って撮影させていただきます('A`)

dapandan@gmail.com パンダ

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