true-ブーケ

道ばたにひっくり返っているセミを触って、
突然元気に飛んでかなり焦るdapandaです。

今年の夏はとても暑かったですね。
僕もスーツで機材もって走り回っていたので、
目の前がクラクラしたり、冷たい汗が出てきたりして「これが熱中症?」
なんてこともありましたが、なんとか新郎新婦に熱中することでしのげました('A`)

ある日の夏の結婚式、そんな夏を感じる結婚式がありました。
海風香る神社にて行われた神前式での出来事でした。

新郎は紋付羽織袴、新婦は凜とした白無垢を着て厳粛に挙式が執り行われています。
外は真夏日ですが神社の中は心地よい海風が通り、とても清々しい雰囲気です。
そんな清々しい雰囲気の中、
「ミギィィィィィィ~」と一匹のセミが、挙式中の神社の中に入ってきました。
そして何と勘違いしたのか、新婦の白無垢の背中に着地しました。
その着地はセミプロ級ではなく、プロ級('A`)
列席者の皆様はその光景を見るなり笑顔になっていました、
中には笑いをこらえて「クックックッ」と少し悪者風な笑顔を上げている方も(笑)
当の新郎新婦はセミの存在に気づいていないので、
なぜ笑われているのかわからず( ゚д゚)( ゚д゚)ポカーンとしていました。

そしてしばらく経つと、白無垢からセミは飛び立ちました。
今度は玉串奉てんなどをする祭壇の前の床に着地。
着地したと思ったらそのセミはひっくり返っていました。
どうやらお亡くなりになった様子です。
挙式中に神の前で短い命を召されるというのはなんともすごいセミ。
その根性たるや、セミプロ級ではなくプロ級のセミのようです。

そこにセミがいると玉串奉てんなどの儀式が出来ませんので、
神主さんに目で指示をされた巫女さんが、
すごくつらそうな顔を押しながら、三三九度に使用する予備の懐紙を持ち、
おそるおそる、そのひっくり返ったセミに近づきます。
おそらく虫嫌いなんでしょうね、手が震えています。
そんな姿を見ると僕が変わりたいところですが、
神職ではありませんのでうかつに余計なことは出来ません。

そして巫女さんが決死の覚悟でセミを掴もうとするなり、
「ミギィギィィィィィ~」と飛び立ちました。
「キャャャャャャャャ~」とセミの声に負けないぐらいの悲鳴を上げる巫女さん。
そのセミは驚かし方もセミのプロ級でした('A`)

散々セミの驚かされて研究した僕の見解なのですが(笑) 、
ひっくり返ったセミって、足をピッタリ閉じていればご臨終。
足が開いているとまだ生きているんですよね。
触ろうとすると「ミギィィ~」と逃げるのです。

その逃げたセミは新婦ご友人の女性の元へ。
どうやら女性好きのようです、今度は着地せずご友人の上を飛び回っています。
するととある女性が何事もなかったかのように手で飛ぶセミを捕獲( ゚д゚)つ■

手の中で「ブブブブブッ」と動いている音をさせながら、
静かにつかつかっと歩き神社の入り口からセミを空に放ちました。
この女性のセミの扱いもプロ級でしたね。
と色々なプロに出会えた、ある日の神前式でした。
そして結婚式でこんなにセミを撮影したのも初めてな僕でもありました('A`)



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