レンズの中のハート

今日は13日の金曜日な訳ですが、
朝から100円玉を拾ったり、ずっと前に頼んでいた本が届いたりと、
なんだかラッキーなdapandaです。

最近お打ち合わせやメールなどで、
「結婚式の写真の相場」をよく聞かるようになりました。

「ホテルでアルバム30ページ15万円、
DVD撮影が15万円と言われました。普通なのでしょうか?]

「写真が高くて驚きました、何でこんなに法外に高いんですか?」

「ホテルでは15万円でも、ネットでは3万円の業者がいます、その差は?」

この相場は撮影数や撮影方法、
カメラマンやアルバムの種類によっても全く異なってきますので、
一概には何とも言えません。
一番見るべき所は中身のプラン内容、
30万円でも安いと思える内容のプランありますし、
3万円でも高すぎるという内容のプランもあります。
ですので、同じような内容の商品を比較するのが一番かと思います。

でも最近単純に「写真って高い!」と言う方が多くなってきた気がします。
結婚式の写真は、まあたしかに高いと言えば高いですよね。
某ホテルではスタジオ3ポーズ写真が5万円とか、
スナップ写真100カット15万円とか、何万円単位ですからね。

ではなぜ写真が高いのか?
これにも色々理由があります、機材が高い、原材料費が高い、技術料が高い、
などなどそれなりに理由があります。
まあ各企業ごと理由はそれぞれですけどね。
提携写真室にはマージンという形のない上乗せな理由もありますしね。

ではなぜ写真が高いと感じるのか?
これはきっと価値観の違いなのでしょうか、
以前お打ち合わせをした方でこういった方がいらっしゃいました。

「写真なんて、ただの1枚の紙でしょ?
1枚の紙の写真がなぜそんなに高いのかわからないヽ(`Д´)ノ 」

と言われたことがありました。
お二人のその思考でいくと、
クルマはどんなクルマでもほぼ原材料費の数十万円で手に入れらますし、
料理にしてもコンビニのお総菜でも、
一流シェフが作った高級フレンチでも値段は一緒という素晴らしい世界になります。
まあ目の前にある「結果的なものだけの価格」です。

世に出ている商品には、当然のように世に出る前の過程もあるんですよね。
そして、目に見えない部分が実は一番お金がかかっていたりします。

クルマで言えば原材料費の他に、各パーツを製作するための技術費、
安全に走るための開発費とか。
お料理で言えば、食材はもちろんのこと、
おいしく食べるための環境や、おいしい料理を作るための厨房機器とか、
もちろんおいしく作るシェフの腕も必要です。

写真も同じなんです。
うちの場合はトラブルの少ない高品質のカメラで、
美しく写る高品質なレンズで撮影を行い、
長期保存に耐えうる高品質の用紙で写真集などを作っています。
手焼きプリントにしても、
昔ながらの手法で何度もテストをして色味を調整しながら大事に焼いています。

とそのお二人に説明したところ、
「意味がわからない! 高いと言ってもカメラなんて3万円ぐらいでしょ?
プリクラなんて何百円でしょ? それなのに高すぎる!! ヽ(`Д´)ノ 」


と逆に激昂されました(´・ω・`)
たしかに3万円でコンパクトデジカメは買えるでしょうが、
結婚式で僕がそんなカメラで撮影していたら、つまみ出されるでしょう(笑)
実際に機材は結婚式に持って行く一式でも、ざっと200万円ぐらいですかね。
それに商品価格が高いと言っても、
うちはそれでも内容的に、他社さんよりかなり安く出しているんですけどね、
プリクラよりは少々お高いですけどね(笑)

言葉の裏には色々なことが含まれているように、
販売されている写真のアルバムにも、
色々な背景の元に一つの形になっています。
ただ結婚式のスナップ写真はカメラマンにも左右されるし、
アルバムの品質も画質や保存性についてもピンキリがあります。
そういった不透明部分が多いのでどちらかというと、
価格が怪しい会社はあります(笑)

まあ結婚式に対する価値観も人それぞれですから、
品質を求めないのであれば、
写真も価値観によって選んでもいいと思うんですよね。
「写っているだけ」で良いなら格安スナップ会社でも良いですし、
「アルバムが経年変化するのは当たり前」
という悟りを開いたようなお二人であれば、
そこそこのアルバム品質のものを選べばよいわけです。
ただ僕的にはオススメしません(笑)
なんといってもお二人の大切な1日の想い出ですし、
想い出もいつまでも美しくあってほしいですからね。


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