
梅酢を梅酒と間違えて、くいっと飲んで大変だったdapandaです。
撮影の申し込みは早い方ですと1年前という方もいらっしゃったり、
以前は日程が決まってないけど申し込みという場合もあります。
ある日ご依頼いただいた方は結婚式1週間前のご依頼でした、
結婚式シーズンで土日のスケジュールはかなり埋まっていたのですが、
その日だけは、たまたま予定が空いていました。
結婚式直前の申し込みはそう珍しいことではないのですが、
近くても2週間ぐらいです。
直近でご依頼いただく方のパターンとして、
●提携写真室があまりにも高かったり、下手だったりで外注にした。
●友人に頼んでいたのだが突然の辞退。
●やっぱり大切な結婚式だから納得いくアルバムがほしかった。
などあるのですが、今回はそうではありませんでした。
お二人からご連絡を電話でいただいたのですが、
お二人はとにかく慌ててました。
「今すぐあってお話しをしたいのですが!」
色々と調整して待ち合わせ場所で、お二人と初めてお会いしたのですが…。
お二人は目の下にはクマができ、頬もやつれてしまっています。
どうみてもかなりのお疲れです。
経験された方はご存じだと思いますが、
結婚式1ヶ月前を切っての結婚式準備はとてもハードです。
でもここまでやつれてしまったお二人を見るのは初めてです。
仕事が忙しい上に結婚式の準備をしているから?
出来ちゃった結婚とかで急場で結婚式?
と察して、軽くさぐりを入れますがどうやらそうではないようです。
打ち合わせも進んでいきに「こんな風にポーズをとると幸せ感がでますよ」
なんと話していると、ふと新婦が涙ぐみました。
「結婚式を一番楽しみにしていた父に花嫁姿を見せたくて…」
新婦のお父様は末期のガン、いつ亡くなってもおかしくない状態だそうです。
その状態が発覚したのがその時から2週間前だったそうです。
生きているうちに幸せな姿を見せられればと、
婚約した彼と急遽結婚式の予定を組み、
3週間前から結婚式の準備を初めたそうです。
経験された方は3週間前からの準備はとても過酷なことはご存じだと思います。
決めることはたくさんありますし、招待状はもう間に合いません。
けれどお二人が行われる会場はそれに配慮そして尽力して、
色々手を尽くして間に合うようにしてくれたようです。
これこそ本当のプロですよね。
そして、その会場では提携の写真室がなかったので、
色々と写真撮影しているサイトを探していたところ、
運営しているサイトで僕が撮った風景写真を見つけていただいて、
「このカメラマンに依頼しよう」と思ったのだそうです。
それは新婦がお父様と一緒に良く行った海岸だったとか。
「色々な思いが巡ってきちゃって…」と話される新婦。
結婚式の写真を見ていただいてご依頼いただくケースがほとんどなので、
驚きとともに何か目に見えない絆を感じましたね。
そして結婚式当日、短い時間ではありましたが、
お父様は車いすで出席されました。
とてもとても温かい目でお二人の結婚式を見られていました。
たくさんの幸せを感じたことでしょうね。
お二人の結婚式から数週間後、
お二人の思いそして、幸せな姿を見届けてお父様は旅立たれました。
結婚式でお二人とお父様お母様で4人で撮った写真を手に。
きっと旅立たれた先でも、大切な家族を自慢するのでしょうね。