ブーケの想い

ある日、靴の中から50円玉を発見したdapandaです。

『昨年の年末に挙式しました。
その際の写真撮影をスナップ写真会社の○○○さんに依頼しました。
しかし納期の1ヶ月を過ぎても何の連絡もないので、
電話をすると「使われておりません」になり、
メールしても返信もなく、会社に行ってみても荷物だけあって誰もいません。
ホームページを見て見るも先日は見られたのに封鎖されています。
不安になりネットで検索すると、
同じような方達がたくさんいて苦しんでいるようです。
どうやら倒産をしたらしく倒産手続きで、
アルバム納品どころではないようです。
5月の今になってもアルバムが納品されませんが、
先日なんとか連絡がつき製作してもらえるとのことです、
それがダメでもデータだけでも届かないかと節に願っている次第です、
この業界ではこういったことはよくあるのでしょうか?』

以前こういったメールをいただきました。
しかも他の方から同じ内容のものが数通です。
同じ業界のこととしてこういったことも書いておくべきだと思い、
今回記事にしてみました。

ネットで軽くその業者を検索したところ、
たくさんの被害者の新郎新婦がいてさらに驚きました。
未だにこんな業者がいるんですね、
信用されて依頼してくれた、新郎新婦をこんなキモチにしてはいけないこと。
でもなんとか連絡が取れて本当に良かったです、
アルバムも作るという言質もとったようなので、
まずは一安心といったところですかね。

でもこの写真業者は資料を請求しても送ってこなかったり、
依頼しようとしたときにトラブルがあったりしたそうです。
それなのになんでこの業者を選んだのか?

それは、この写真業者はとある有名な掲示板で評判が良かったので、
その書き込みを信用して、頼んだ方も多かったのだとか。
まあ今でもその掲示板は、他業者のそんな「良い評判」の書き込みは多いんですけどね。
こういった掲示板の「お願いして良かったです!」
という情報は自作自演の可能性もあるので注意なんですよね。
まあそれは実際に自作自演していたという人から聞いた話なんですけどね(笑)
やはりその会社に頼んだ人という人からの情報には信頼性がわきますし、
なんといっても広告費は無料ですから、好きなだけできます。
でもこれって結婚式の経験がない新郎新婦が一生懸命情報を収集している、
無垢な心を裏切る行為ですよね。

スナップ撮影会社は、結婚式バブルの頃たくさん増えましたが、
今では結婚式自体の件数が減り、本物志向の新郎新婦が増えた結果、
実力や内容が伴わない会社は自然に淘汰されていっています。
この業界は狭いので、僕も倒産した業者を色々と知っています、
企業破産したほとんどの場合、法的には債権者である新郎新婦には、
支払った金額の微々たる返金だけで終わってしまうことが多いのですが、
私財をなげうってしっかりとアルバム納品した所属していたカメラマンや、
頭を下げて同業者にアルバム製作を依頼した社長もいます。

お金を払っているのだから当たり前と言えば当たり前なのですが、
世間では倒産と言ったら今回のような、うやむやなケースが多いのが現実です。
最近では英会話学校とかでもありましたよね、
何十万もの講習金をいただいて一切返金せずに「サヨウナラ」というパターンが。
会社だけでなくプロ意識も人としての情も破産しているケースが多いようです(^_^;

カメラマンとしての新郎新婦に向ける愛情、人情、感情。
結婚式業界で仕事をしている以上、この「情」は忘れてはいけないもの。
その「情」の上でお二人の大切な大切な結婚式の想い出を撮影しているんですから。
またプロならば「結婚式の想い出を撮影している」という責任感とプライドで、
業者としてではなく「人」として新郎新婦に対応しないとですよね。
今回の場合、自己の会社の処理に走る前に、
まずはもっとも大切な新郎新婦を心配させないようにするのが、何よりも優先するべき使命です。
それぐらい自明にわかっていたとは思うんですけどね。

楽しくて笑顔に満ちあふれた結婚式、
その想い出がこの業者によって、新郎新婦の悲しい想い出にならないように、
そしてすべての新郎新婦にアルバムが納品されることを心から祈るばかりです。