
ウエディング業界で仕事をしていると、
皆様もご存じの通り、色々なお客さまに出会えます。
お客さまに出会う度に幸せを分けてもらっているようで、
なんだか幸せな気持ちになったりもします。
といつもは幸せをわけていただいているのですが、
ごく稀に悲しい思いをする場合もあります。
そのお二人からは数ヶ月前に運営しているサイトから注文をお受けいたしました。
メールや電話でやりとりをし、結婚式直前にはお二人と直接お会いして、
進行表を元に打ち合わせしたり、撮影リクエストを聞いたりと、
お二人の結婚式の撮影に向けて着々と準備していました。
さてご結婚式当日、約束した時間少し前に会場に到着。
ある程度大きい会場に到着するといつもすることは、
「本日のご結婚式」と書かれているボードを確認して、
挙式時間や控え室の再確認をしたりします。
今回もボードをチェックしてみますが………。
そこにご注文いただいたお二人の名前はありません。
聞いていた時間には、どなたかわからないご両家の名前が載っています。
間違えたのかと、いただいた進行表などを何度も見返して見るも、
どう見てもこの会場の名前です。
会場のスタッフの方に進行表を見せ聞いて見るも、
「本日その時間には違う方のご結婚式が入っております」の一言。
日付を間違えたのかなと思い、さらにスタッフの方に聞いて見ると
「そういったご両家のお名前のご結婚式の予定はありませんよ」とのこと。
何か手違いがあったのかと新郎の携帯電話に連絡して見るも、
「現在使われておりません……」
一昨日までは連絡できたんですけどね…。
会場の名前の聞き間違いかなと色々なことを想像し、
近くの見当のつく会場に電話して見るも、該当するお二人の名前はありません。
色々と探しまわったのですが、
移動しすぎて撮影に間に合わないというのは本末転倒なので、
聞かされていた元の会場で待機することにしました。
進行表、席次表、いただいたメールすべてにこの会場名が書かれています。
披露宴会場の部屋名もこの会場のものなのですが、
その披露宴会場ではすでに披露宴が行われています。
結婚式の撮影の撮影に来たのに、その結婚式がみつからない。
焦る気持ちとはうらはらに時間だけが流れていきます。
1分が1時間にも感じるような長さでした。
そして挙式時間になってしまいました、
挙式時間近くになってもカメラマンがこなかったら、
携帯電話に電話してくると待ちかまえていたのですが、
挙式時間になってもかかってきません。
そのあと1時間経ってもかかってきません。
注文していたカメラマンが来なかったら次にとる行動といえば、
「なんで来ないんだ!」と連絡してくるのが普通です、でも連絡はありません。
披露宴の終了時間まで待機していましたが、
これ以上はと思い事務所に帰って、
その二人にメールをするも返ってきてしまいます。
メールアドレスも削除されているようです。
翌日、申込書に記載された住所に向かって見るもそんな住所は存在しません。
住所がウソだとすると、やはり…。
冷静に考えてようやく状況を理解できました。
これってもしかして……新手の嫌がらせ?
その後も何ヶ月も経ちましたが、お二人から連絡がくることはありませんでした。
この状態で普通に考えれば答えはやはり一つかと思われます。
よく考えてみると、細かい部分でつじつまがあわなかったり。
これから結婚をするお二人には見えない何かが合ったような気も。
この件で僕自身とても悲しい思いをしました。
その二人にとっては「大成功!」といった感じでしょう。
けど、一番悲しいのはそれを仕組んだ二人なのかなと思います。
幸せの舞台である結婚式を元に、
こんなことをするという行為自体、人としてとても悲しいこと。
そんなことで心も満たしていないで、
二人には早く本当の幸せで心を満たしてほしいと思います。