写真と本文は関係ないです




「友人に撮ってもらう事にしました」



と撮影の2週間前にキャンセルを受けました。

アルバムは手焼き30カット、理由は「経費削減」だそうです。

撮影込みで10万円いかない比較的安価で提供してるんですけどね。



私「詮索する訳ではありませんが、ご友人はプロなんですか?」

新婦「いえ、写真好きのただの素人です。」

私「撮影するには結構難しい会場ですよ........」



このお二人が結婚式を行う会場は、

太陽の角度や時間によって、

刻々とカメラの露出の変わるかなり難しい会場。

しかもお二人はとても写真好き、打ち合わせも結構気合い入っていました。

会場のカメラマンにお願いするのかなと思いましたが、

どうやらそうでもない様子。

しかもご列席のお友達にお願いするんだとか。



私「お友達もお食事をしながら、撮影だと大変かと思いますよ」

「慣れている私でも食事しながらの撮影は撮影に集中出来ませんし」



どうやらそのセリフが説得トークだと思ったらしく。

新婦「とにかくもう大丈夫です、キャンセルという事で!!!」

と電話を切られました。



けれど何回もメールのやり取りして、

打ち合わせしているので、

どのお客さんにも「情」が生まれます。

もちろんそのお客さんにも情がありますので、結構心配。



結局そわそわして落ち着かなかったので、

当日お二人の結婚式を見に行ってしまいました。

オープンな会場なので、あえてご挨拶せずに遠くからこっそりとですけど。



お友達は頑張りながら撮影していましたが、

やはりお食事しながらの撮影、

「ここで撮らないと!!」「あーそんなトコからじゃなくて」

色々と言いたい事はありましたが、

無理にお邪魔して撮影しても逆に失礼ですので、そのまま帰りました。



結婚式の2週間後ぐらいにその新婦からメールが

「逆光で私たちが真っ黒に写っているんですけど、

修整してプリントできますか?」



お友達の写真は簡単に言えば「大失敗」

やはり露出を間違えたらしく、ほとんどの写真は

新郎新婦は表情が判別出来ないくらい真っ黒につぶれています。

もちろんケーキカットの写真も、乾杯の写真も。

見られるのは5/300枚と行った所でしょうか。



その後可能なものは「明るめにプリントしてください」と、

指示を写真屋さんに出して下さい、

それでダメならデジタル修整しかないですよ。

と伝えました。



結果的にはどうにもなりませんでした。

プリントの明るさ調整でもどうにもならず、

デジタル修整しようかとネガを借りたのですが、

顔の輪郭だけ写っていて表情が写っていないので、

残念ながら修整のしようがありませんでした。



予算を削減したい気持ちはわかりますが、

結婚式の想い出の削減にはご注意下さいね。