daonのゆるゆるメモ

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映画・ドラマ・音楽大好きです。特に韓国エンタメ大好き。思いつくままゆるーくつぶやいていこうと思います。



U-NEXTのポイント消費のため、前から気になっていた『最後のピクニック』を開封しました。




最後のピクニック 2024

原題 遠足

出演 : ナ・ムニ、キム・ヨンオク、パク・クニョン、リュ・スンス

大都会・ソウルに暮らすウンシム(ナ・ムニ)は、60年ぶりに"宝島”と呼ばれる故郷・南海へと帰り、親友のグムスン(キム・ヨンオク)の元へ身を寄せる。そこでウンシムは、かつて彼女に恋をしていたテホ(パク・クニョン)と再会、忘れていた記憶を一つ一つ思い出し、懐かしさに心を躍らせる。だが、ウンシムが長年この地を離れていたのには理由があった。彼女の未来を決定的に変えてしまった16歳の頃の出来事と、波乱に満ちた人生が明かされていく。そして、互いの"今の真実”を知ったウンシムとグムスンは"最後のピクニック”に出かけ、「生まれ変わってもあなたの友達になる」と誓うーー。





ナメ(南海)と言えば思い出すのは“ファンタスティックカップル”。ホン姉妹とはあんまり相性が合わない私だけど、このドラマは大好きです。

韓国のジャージャー麺をナメで食べてみたい🤭


ハン・イェスルってもうドラマ出ないのかな



韓国の素朴な漁村や島ってなんだか郷愁を誘いますよねー。

この映画の舞台ナメもそうだし、チョンサンドとか、チェジュの村とかいつか行ってみたいなぁとずっと思ってます。(それには船に乗らないといけないのがネックなんだけど💦)



映画やドラマにとってロケ地って重要だと思うんです。

今回の映画では自然の美しさが、辛苦を経験してきた小さな人たちの人生をやさしく彩ってくれている気がします。



で、ナメってことで切ない人生讃歌みたいな映画を想像してましたが・・








見たあと、いろーんな事を考えました。

老婆たちの友情物語な要素が強いと思っていましたが、私にとっては思ったよりも重くて、ずしーんときましたね。

否が応でも、自分の未来を考えさせられました。


見てる時は、名優たちのサバサバした演技と美しいナメの景色でそこまで思わなかったんですけど、後から後から自分の老い、親の老い、子の未来、社会のことなど、ほんとにいろいろぐるぐる・・


人生良かった〜って単純な映画ではなく、社会への問題提起要素があるなと私は受け止めました。



そして80歳代で素晴らしい演技を見せてくれたナ・ムニさん、キム・ヨンオクさん、パク・クニョンさん👏あの活力すごい!

ほんとうに尊敬に値します。





ナ・ムニさん、途中でとまってるけど“思いっきりハイキック”や“怪しい彼女”最近だと“ナビレラ”とか“ただ愛する仲”のハルモニ役も良かったなぁ。ツンデレな人情味溢れるイメージです。





キム・ヨンオクさんはモンベベだそうで、私もおばあちゃんになってもコンサートとか楽しみたいなぁ。この3人の中では最高齢のヨンオクさん、ほんっとお元気です。





パク・クニョンさんは会長さんでよく見るけど今回の役、とっても良かった。

『花よりおじいさん』で、敬虔なカトリックなクニョンさん、大きな病気をした奥さんのこといつも気にかけて電話してた姿が印象的でした。






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感想をうまく書けそうにないので、とりとめもなくつぶやきたいと思います。




どこかで“テルマ&ルイーズ”的なラストって聞いてなんとなく予想がついてた私。

解釈は人それぞれだろうと思うけど・・




日本も韓国も少子高齢化の問題があって、特に韓国は戦争やら政権の混乱で福祉のスタートが遅かったところに急激に少子化で、余計にこの映画が響いたんじゃないかなぁ。





ウンシムとグムスン、2人を最後の遠足に行かせたものはなんだったんだろう。

だんだん体の自由が効かなくなった老いのせい?

子供たちのため?

自分のことは自分で決める尊厳?

多分この3つともなんだろうけど・・




私が印象に残ってるのは、海外に移住する子供家族に騙されて釜山の施設に捨てられた友人の話。



親の同意なしに施設に入れるなんて論外で、信じていたものに裏切られた友人はほんとお気の毒だったけど・・

捨てた子供家族を100%責められるか・・

これは親世代と子世代の価値観の違いとかもありそう。


でも親のことで自分の人生の選択が縛られるような思いは、子どもにはさせたくないしなぁ。




親の老後は家族でみるっていうのは、現役子供世代にとっては本当に負担だと思うし、介護離職なんて言葉がなくなればいいなぁとは思うけど・・。

今の日本の介護制度は高齢者を支えるためにあるけど、介護する側の支援っていうのはあんまりないような🤔

韓国はどうなんだろうか・・日本よりももっと子供が家族が介護すべき、なのかなぁ。



社会がしっかり面倒みてくれるってのが前提にあったら、この友人の子供もウンシム、グムスンも、他に選択肢があったんじゃないだろうか。



でもまぁ現実は人手不足だったり、お金がなかったりで難しいよなぁ、とか物語から逸れてそこまで考えてしまいました💦






なので、主人公の二人が選んだ私の解釈での最後は、ある意味では理想なのかもしれない。少なくとも「自分で決める」という点においては。それに2人一緒で孤独ではないし。





あと子どもに対する罪悪感の部分。

ウンシムもグムスンも息子に対して負い目があるんですが・・

親としての「申し訳ない」と思ってしまう気持ちは分かる。



でも、それを言葉にしてしまうと、子どもはどう受け取るんだろう。



「自分はかわいそうな子なんだ」と卑下してしまったり、卑屈になってしまいそう。



実際足の悪いグムスンの息子は、マンションを手にできないことを母親に八つ当たりするし・・。


ウンシムの息子ヘウンもなんだかなぁ。

詐欺まがいのことをして、人が亡くなってるのに自分本位というか甘ったれてるというか。ヘウンの妻はグムスンの娘なんだけど、その娘も自分の子供の人生と自分の人生を混同してる感じだし。ヘウンの妻は途中で気付くことができた感じだったけど。



真っ当な子どもを育てることも、穏やかな老後を送ることも、どちらも当たり前のようで、なかなか難しいことなんだなぁと子育て中であり、親の老後がせまってる私にとっては思いました。



それに、世の中は格差もあるし、「普通に頑張る」だけではどうにもならないことも多いっていう現実も頭をよぎったり。



いろいろ考えちゃって、良い映画だけど身につまされることが多かったです😞



要するにこの映画は、どうしようもない現実(病気や老い)、思い通りにはいかない人間関係など解決することは不可能な事実に向き合わされるので、しんどいのですよね。

そしてあの最後。あれは希望になるのかな?

私は違う気がするけど、あの2人の立場に置かれたら、そうしたいって思っちゃうなぁ。

これからの日本の医療とか介護とか、私が歳をとった時どうなってんだろ・・




まぁ考えても自分ではどうにもならないこともあるし、運動もがんばって毎日楽しく生活していこう💪

それが、子供に見せたい姿でもあるし。

少しずつ進んでいく「老化」も淡々と受け入れたい。できるかしら?😁




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この映画の主題歌「砂粒」がとっても良い曲なんです。歌ってるのがトロット歌手のイム・ヨンウンさん。

私は“三食ごはんlight”の最初のゲストで見ました。

すんごい人気ですよね〜。



歌詞がとっても良くて、詩人ナ・テジュさんの詩集からインスピレーションを受けて曲を作ったそうですよ。



因みに韓国版の映画ポスターの題字はナ・テジュさんが書いたものだそうです。





この曲聴くと、砂粒は砂粒なりに一所懸命生きていこうって前向きに思えます。







ネガティブなつぶやきが多くなりましたが、主人公たちの瑞々しい青春時代や、久しぶりに再会した故郷の人たちのなにげない日常、それになんといってもナメの景色がほんっとに美しかったです。

同じ時代を生きた友達、同じ立場の人との交流は大きな支えになりますね。

私も遠く離れた旧友たちと会いたくなりました。






ウンシムとグムスンが最後に振り向いた表情、

「人生悪くなかった」と言っているようでした。






最後にグムスンがカレンダーの裏に書いていた素朴な詩が良かったのでどうぞ。





“ハマナス”


子どもの頃咲いていたハマナス

最近は見かけなくなったけど今年も咲くんだろう

若さは戻らないけどハマナスは咲く

私の昔の友達のようにきれいなハマナス

今年も咲くんだろう

友に会いたい