夕方、おばあちゃん(姑)がベッドの中から言った。


「パン屋のおじさんからもらった剣先イカが冷蔵庫にあるやろ?やわらかくタイて(煮て)くれるか?」

 

 

 

 

私はイカは明日にしようと思っていたので別のおかずを作っていたが、言われた通りにイカにもとりかかった。

すると...
箸を並べている息子の顔色がみるみる真っ赤になった。


「お母さんは、おばあちゃんの奴隷やないで!」

おばあちゃんに背を向けて聞こえないように言ったが、明らかに怒っている。

 

以前の私なら、「おばあちゃんのこと、そんなふうに思ってはダメ!」みたいなことを言って注意していたと思う。
親、先祖に対しては尊敬あるのみ!みたいに言ってきた(^_^;)

でも今日は違った。
「(私のことを)おもってくれて、ありがとう!」と言った。

息子は黙って私の手を握った。私は握り返して笑った。

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息子も次第に笑顔になった。

 

発達障がい(息子はASDとADHD)は人の気持ちがわからないと言われるが、そうとも言い切れない。


大切な人に対しての思いやりは強いのではないかと思う。
気持ちや体調も敏感に察することができる。(個人差はある)

 

ただ、怒ったり、落ち込んだり、自暴自棄になったりと、ネガティブな感情がなかなか収まらない特徴はある。

 

困り事もあるが、今日はこの接し方で、息子は気持ちの切り替えができた。それに息子の思いやりが素直にうれしかった。
(もちろんおばあちゃんは何の悪気もない。)

 

何かあるたびに、それを克服できた喜びを感じられる。
見かたによっては小さなことだが、私と息子にとっては大きな一歩だと言えるだろう。

 

 

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

 

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