大病を克服された人、あるいは事故や災害の苦しみを通った今尚、強く生き続けている人々…

 
 
「いただいた命」
「生かされた命」
そんな言葉を自然に口から出される方もいらっしゃいます。
 
私は上記なような凄まじい体験は通っていません。ですので、その心境は想像でしかありませんが、自分の介護の経験と重ね合わせて思うところがあります。
 
 
 
同居していた義父(前頭葉側頭葉型認知症)の介護は延べ10年間ぐらいでしたが、最終的に入院する前の2、3年は地獄のようでした。
(思い返してみると、もっと上手なやり方があったのだと思います)
 
義父は長生きの家系で、皆さん100歳前後まで生きていたので、私はある時期から自分の人生を諦めていました。
それ自体、心が病んでいたのだと思います。
 
 
思いがけず、義父は81歳で亡くなり、私の生活がガラッと変わりました。
要介護の義母がいるとはいえ、
自分の時間が作れるようになり、(ちょっと大げさですが)地獄から天国へ引っ越しできたような心境になりました。
 
 
中国語の学習ができるようになった事が嬉しくてたまりませんでした。
「充実」という感覚を本当に久しぶりに味わえました。
 
 
現在、息子の発達障害の問題や、要介護の義母の心配、そして中国で単身赴任している夫とはいつ会えるのだろうという思いもあります。
また現在施設におりますが、身寄りのない義母の姉の認知症も進んできました。
 
 
生きていると何もなくて手放しでhappy!というわけにはいきません。けれども、
中国語に限らず、やってみたい事、楽しい事、充実感を味わえる事があるというのは、生きていく上で大切かなぁ〜と、最近感じます。
 
 
家族とは離れて、何か自分が没頭できる楽しみ、目標に向かって努力できる充実感、
そういうものがあると、全然違ってくるのでは?と思います。
 
苦しい時は、どうしてもネガティブな気持ちになってしまいがちですが、それは自然な事だと思います。しかし、沼に深く沈んでいくだけの人生になってしまうのは、私は残念に思います。
 
 
 
 
 
 
それではいったいどうするの⁈
これから考えます爆笑