時おりSkypeを通して雑談をする中国女性の友人は30代、

中国で会ったことはありますが、日本に来たことはありません。

 

母語や年齢、育った環境も違いますが、性格が非常に似ていることに不思議なご縁を感じています。

 

中国人の恋人をつくればレベルアップ!?

 

 

もうすぐ小学校に入学する6歳の息子さんは、地域のバスケットクラブに通っています。

先日クラブ活動のビデオを見せてもらいました。

 

 

その中に一人だけ、とっても太った男の子がいました。体を揺らして、のろのろとドリブルをしている様子が目に留まりました。

 

男の子は小学5年生で

「おデブ兄ちゃん」と呼ばれています。

とても明るくて、小さい子たちに対しても優しいので、人気者です。

 

友人の息子さんも彼が大好きです。

そのお兄さんと「1対1」の練習でペアを組みたがるそうです。

 

 

ところが友人の息子さんが機敏なのに対して、

おデブ兄ちゃんは動作が遅く、6歳の小さな子についていけません。

 

ダイエットのためにお母さんの勧めでバスケットクラブに入部して、もう8ヶ月が経ちます。

未だにシュートが1本も入らないそうですえーん

 

 

クラブのコーチは最近までは黙っておられたそうですが、先日ついに、

「なんでシュートが入らないんだ!?ムキーと大声でおデブ兄ちゃんを怒鳴りました。

 

 

そしてその次の日の練習で、

おデブ兄ちゃんは、ついに初シュートをきめました拍手お祝い

友人は、すかさず大きな声で「やった!すごい!」と言いながら彼のそばへ行き、応援し続けたそうです

 

 

彼女は自分の息子のこと以上に、おデブ兄ちゃんを必死で応援しました。

「そのシュートの感じを忘れないで!」

「1本入れば2本、3本とできる!大丈夫!自信持って!」

 

なんとそれから彼は立て続けに5本シュートをきめました!

1本1本シュートが入るたびに、彼は振り返って友人の顔を見たそうです。

 

残念なことに

せっかくおデブ兄ちゃんが立て続けにシュートをきめているというのに、

コーチはお客さんと話をして、見ていなかったようです。

 

 

休憩時間になりました。

元々はおとなしい友人ですが、勇気を出してちょっと強面(こわもて)のコーチの所へ行きました。

「コーチ、今日おデブ兄ちゃんは6本もシュートが入ったのですよ!」

 

コーチは信じられないという表情でしたが、

休憩の後におデブ兄ちゃんが14本もシュートを入れたのを見て、納得したそうです。

 

 

翌日、おデブ兄ちゃんのお母さんが初めて練習を見に来られました。(彼がお母さんに何か話をしたのでしょうか?)

 

 

「息子さん、昨日は20本もシュートが入ったのですよ!」

と、友人は言いに行ったそうです。

面識がなくて緊張したそうですが、それ以上に、言わずにはおられなかったそうです。

 

お母さんもすぐには信じられない様子でしたが、コーチが横から

「本当です。息子さん急成長されましたよ!上手になりました。」

とおっしゃったので、お母さんは感激されていたそうです。

 

 

友人が言います。

「私は本当におせっかい焼きだわ!」(我真是喜欢多管闲事!)

 

彼女はおデブ兄ちゃんを応援する時は、周りの目を気にしません。

実は、良いか悪いかわかりませんが、私もそういうところがあります爆  笑

 それは置いておいて…

 

 

彼女の話を聞いて、励ましや応援、褒めることの大切さをひしひしと感じました。

大人でも、応援してもらったら嬉しいですもんね?

 

 (相手の負担にならない程度に応援できたら良いなぁと思います^_^)