
徳澤から明神橋に戻ってきた。
道の途中、再びあの「古池」と再会。
上高地ファンからはあまり話題に登らないが、何気にこの池って・・・好きだ。
「行き」に好きだと思ったが、「帰り」でもやはり良いなあと思った。
他所では、ちょっとした観光名所扱いをされるのではないか。
なまじ上高地にあるだけに、目立たないのかもしれない。でも、好きなものは好き。
なにせ、この風情だもの。↓

ともあれ、明神館の前の休憩所でひとやすみ。相変わらず、ここは活気がある。
ひとやすみした後、明神橋を渡って、明神池方面に向かう。
明神橋を渡るのは・・・何年ぶりだろう。なんだか懐かしい。
明神館の方から明神橋にくると、対岸の奥地に明神岳がドーンとそびえたっているのが見える。
明神橋と明神岳の2ショットは、よく似合う。

明神橋の上で上流方面を見ると、こんな感じ。この流れは、横尾や徳澤を経由して流れてきている。

体を反転させて下流方面を見ると、こんな感じ。この流れのずっと先には河童橋がある。

しばし穏やかな気持ちで川の流れを見つめた後、明神橋を渡り、対岸に出る。
すると、上流方面に向かって、川と並行して車が通れる道があることがわかる。

これは物資などを奥地に輸送する車のための専用道で、歩行者のための道ではない。
いわゆる、奥上高地方面のためのライフラインなのだ。
なので、ここから上流方面に川の右側散策路(体感的には左側コース)を歩いていくことはできないようだ。
なので、上流方面には、ここから明神橋を戻り、明神館の前のT字路を左折して上流方面に向かうコースしかない。
さて、明神池はすぐそこだ。だが、その前に、「山のひだや」という宿の前を通る。
ここは以前私が上高地に来た時に、連泊した宿だ。なんだか、なつかしい。
そして。
いよいよ、明神池と再会の時、近し。
明神池は神の領域で、入口には鳥居がある。

鳥居をくぐって入ってゆくと左側に嘉門次小屋がある。
ここでは軽食をとって休憩することもできるし、宿泊することもできる。
名物は、岩魚の塩焼きらしい。立ち寄りで休憩している人は多い。なにせ明神池のすぐそば。明神池観光に来る人にとっては、格好の休憩場だろう。
レトロな外観が、いい感じ。のどかだ。

さて、神の領域、明神池。穂高神社奥宮。
池を見るには拝観料をとられる。

実際、明神池のほとりに立ってみると、ここを神の領域とみなす気持ちはすごくよく分かる。
神聖な場所という気にさせられる。その美しさゆえに。
見てほしい。

つたない私の写真技術でも、こんなにきれいな風景が撮れる。
写真の専門家が撮ったら、こんなものじゃないだろう。。

鏡のような水面には神秘さすら感じる。
どこまでも透き通っており、底もくっきり見てとれる。

池から飛び出す石や木の姿もまた、神々しい。
上高地の別名、神降地の名にふさわしい。

明神池には、「一之池」と「二之池」がある。
どちらも素晴らしい。
二之池の、ある程度の奥までは、歩いて行くことができるが、通り抜けはできない。
引き返すしかルートはない。

聞けば、明神池が最も美しいのは、朝もやの時だという。
すっぴんでもこれだけ美しい明神池が、朝もやという名の化粧をした時、どれほど美しいのだろう。
いつかは、朝もやをまとった明神池を見てみたいものだ。
半日のフリータイム滞在で上高地に来る人は、大正池方面もいいけど、この明神池コースも素晴らしいので、お勧めしたい。
河童橋からは往復で2時間半ぐらいだ。まあ、3時間もみれば余裕だろう。
ただし、それプラス、池での滞在時間もあるので3時間半から4時間もみれば、ゆったり楽しめるだろう。
初めて明神池と対面した方は、浮世離れしたその美しさに、一瞬言葉を失うかもしれない。
そしてそこに、神聖なものを感じるかもしれない。
それだけの魅力が、ここには・・・ある。