槍見台から降りてきて、再び横尾に帰ってきた。

時間的にお昼時。

なので、横尾山荘で昼飯を食べることに。

私が食べたのは定番メニュー、カレー。

けっこうスパイシーで、美味しかった。頼む前は、もっと甘口のカレーかと思ったから。

 

 

この日、私のプランでは、横尾で槍見台と屏風岩と両方行くつもりだった。

だが、槍見台への往復で、けっこう疲労していた。

槍見台と屏風岩は、横尾をはさんで正反対の位置にある。

角度で言うと、180度ぐらい違う。

なので、昼食後、体力的にどうかな・・とも思えてきていた。

だが・・時間的に1時半くらいだったので、槍見台と正反対の方角にある屏風岩方面にも行くことにした。

横尾に到着した時や、槍見台からも散々見えていた存在・・それが屏風岩だ。

まずは横尾大橋を渡る。本当に立派な橋だ。

大橋の上で、少し立ち止まり、上流方面と下流方面を眺めてみた。

上流方面を見てみると、このまま奥までどんどん進んでいくと槍が岳方面につながっているんだろうなあ・・・と思うと、どうしても想像力をかりたてられる。↓

 

 

一方、下流方面を見ると、この先にはこれまでに散々観てきた風景が、繋がっているんだなあ・・と思い、少し感慨深い。そして、なにやら明るい雰囲気を感じた。↓

 

 

 

橋を渡ると、散策路がくねくねと続いている。

基本的に一本道なので、迷うことはないだろう。

 

道を進むにつれ・・・先ほどの槍見台の疲れがジワジワと出てきており、しんどくなってきはじめた。

 

屏風岩までたどり着けないかもしれない・・そんな思いがだんだん現実感を増してくる。

なにせ、この日は、横尾に再び戻った後、更に徳澤方面にまで戻らなければいけない。

横尾から徳澤までの歩きの体力を考えたら、屏風岩への行程で体力をゼロにするわけにはいかないのだ。

 

 

とりあえず・・屏風岩までの途中にあるはずの岩小屋跡だけでも辿り着こう。

せめて。

そう思い、重い足を引きずり、歩き続ける。

 

やがて、少し開けた場所に出たかと思ったら、道の右側に岩小屋跡が出現。

ちゃんと看板が出てるので、訪れる人は見落とすことはないだろう。

岩小屋跡。どんな跡かと思ってたが、実際に着いてみると・・・

「・・? こんなものなの?」

という感じだった。

思うに・・・山小屋みたいな存在が無い頃に、登山者が雨露をしのぐためか、一時休憩で使った岩小屋なのかもしれない。一応「岩小屋」と呼ばれていたことを考えると。

でも今では、横尾などに山小屋も整備され、ここを利用する人もいなくなり、やがて放置され、時の経過の果てに・・・こういう状態になったのではないだろうか。

正直、今見た感じでは「小屋」という風には見えなかった・・。

 

 

少し拍子抜けだったかな(笑)。

 

体力の残量も減ってきてるので、そそくさと先に進んだ。

すると、見上げてみると屏風岩がだいぶ大きく見えている。

すぐそこにある。

 

 

 

この岩山は・・・槍見台からも、存在感を持って見えていたのを思い出す。

 

せっかくなので、槍見台から見た屏風岩と、その谷の遠景写真をもここに紹介しておこう。

 

 この後、少し進んだら、ルートは森林の中に入り、岩道の登りになった。

このまま進んで行ったら涸沢方面に続くのだが、今回の旅行では涸沢行きの予定は組んでなかった。

それは、またいつか。その時は、横尾まで来たら槍見台には行かず、直接涸沢方面に向かうことになるだろう。

この日は、もう体力の残量も心もとない。

なので、横尾に引き返すことにした。

 

そして、横尾で一休みした後、横尾を後にして、再び徳澤方面に帰ってゆく。

山の天気は変わりやすいという。なにやら雲行きが怪しくなってきた。

 

 この日も結局昼間は雨は降らなかったので、助かった。

特に槍見台に行った時は。

現地の人から、もしも雨や曇りの天気だったら、槍見台には行っても意味がない・・・と聞いていたから。

午前は快晴だった。だから安心して槍見台にも行けたのだった。

もしも晴れてなかったら、槍見台行きは取りやめて、屏風岩方面をもっと奥まで歩いたと思う。