高知市内に場所を移して。

そこからは、桂浜にも足を伸ばした。

前回来た時は台風の大雨で、桂浜を味わうどころじゃなかった。
その意味では、私にとって今回の旅は、桂浜もリベンジの対象だった。

海は荒れて、空には雲がかかっていたが、荒波の桂浜もまた悪くないと思った。
竜馬も泳いでいた浜だ。
浜辺で、竜馬は武市半平太や岡田以蔵などの仲間と語らったりした日もあったのだろうな・・などと思うと、楽しい。

竜馬の時代から100数十年もたっているが、桂浜の竜王岬の地形は当時とほとんど変わっていないはず。
だとしたら、ここでは竜馬が見た景色とほぼ同じ景色を、旅人は見ることができるってわけだ。

ここでは、「思い」が宙に浮いて、潮風に運ばれてそのまま水平線の方まで飛んでいってしまいそうな気がした。