しばらく、お知らせばかりで

ちゃんとしたブログ

書いていませんでしたね。

 

すみません。

 

ひとまず

『ユリイカ嶽本野ばら特集号』の

感想――。

 

下妻ジャスコ化計画での1枚カメラ

 

これを読むの、

すごく時間がかかりました。

 

最初はね、

自分を誉めてくれている論稿なり

エッセイばかりなので

気恥ずかしい気持ちが

そうさせるのだろうと

思っていたのですが

 

途中から

そればかりでは

ないことに気付き……。

 

とにかく参加者の寄稿の熱気が

どれもすごいんですよ!

 

僕も『ユリイカ』には

何度か寄稿しているし

よく読む雑誌ですが、

 

この雑誌は大抵、

お題(特集テーマ)が

あると、それに就いて

ガッツリ取り組む人は数人で

あとは、

自分の研究テーマや得意分野に

話題をスライドさせるのが常套です。

 

でも今回の『ユリイカ』、

みんな、ガチ過ぎる!!

 

僕に就いて語り過ぎている(笑)。

 

「ロリータ・ファッション」2刷

サイン本を作りに国書刊行会へドア

 

エッセイや小説を

書き始めてた時点で、

最初から、3割バッターなんて

目指していませんでした。

 

レギュラーにも入れない、

でも一応、

補欠には入れられていて

たまに監督が苦し紛れで

代打で使用してくれる

そんな選手でいいと思っていました。

 

だってさ、絶対

一般受けする

作家ではないですもの。

 

読む人を選ぶし、共感し辛いし。

 

でもこれだけ

大勢の人がいるんだから

一人くらいはハマってくれる人が

いると信じて、書いてきて

今もそんな感じのままです。

 

なのに、そのハマってくれた

珍しい(奇特な)人達が

集結して、俺にも語らせろ!と

頬を紅潮させてくれている

それが今回の

『ユリイカ』だと思うのです。

 

なんだ、この注文の多い料理店みたいな貼り紙は……驚きびっくり

 

当然、ここに

参加出来なかった読者

 

つまり、貴方だったり、君だったり

 

も私が、文筆家だったなら、

学者や研究家として

名を知られていたならば

もっと熱く語ったのに……

歯軋りをなさっておられるでせう。

 

それを思うと、ありがたくて

泣きそうになります。

 

よく自分に自信がない――

という言葉を聞きます。

 

僕はそれがよく解らないでいます。

 

自信がないなら自信がつくまで

練習なり勉強すれば良いのだし

結果、1人でも誉めてくれれば

それで充分、自信になるからです。

 

最近、なぜか急にメディアに

露出する機会が増えました。

 

再評価だとか

時代が追いついただとか

言ってくれる人もいますが

そういう訳でも

ないと思っています。

 

僕の支持層なんて

常に一定人数しかいません。

 

というか、いては困るんです。

こんな人が大勢の人から支持される

世の中はきっと間違っています。

 

多様性の時代とか言ってもさー

やっぱ、ロッキンホース

履いてる人は変だし、

それで結婚式に出るのはいいとして

葬儀に参列したら、嫌な顔されますよ。

 

3階に上がるとヤバい量のサイン(する)本が叫び

 

だけど、僕は

ロッキンホース履いて出ます。

だって、これしか靴、

持ってないんですもの。

 

アディダスのスニーカー1足と

ロッキンホース3足、

僕の所持する靴は以上です。

 

所持する靴の数は

恋愛における

ストライクゾーンの広さだとか

浮気の数だとか

心理テストで指摘されますが

それを信じるなら

僕は爆笑するくらい

一途な人間です。

 

かつては、

富士山に登った時も

ロッキンホースだったものだから

シェルパさんに、

怒られたなぁ・・・。

 

心が穢いし、不遜だし、

頑固だし、意味悪だし、浪費家だし

いいところは余りないのですが、

一途さだけは誰にも

負けないかもしれません。

 

ああ、だから読者も

重いんだ・・・・・。

 

似たもの同士なのかもですね。

 

嶽本野ばら 2024.06.24