全然ブログ書いてなかったですね。

 

いろんなことが

ひと段落して

新作の長編に取り掛かっって

いるんですよ。

 

真夏に朝から

一日中、歩き回ったり

取材旅行、キツかったぁアセアセ

 

流行りを追い掛けグリッドにハマってます

https://www.instagram.com/novalatakemoto_

 

映画「下妻物語」のリバイバル上映

など、今年の前半は

ホント、色々ありましたねぇ。

 

下妻物語、シネクイントでの展示

 

でも野ばらちゃん祭りは終わりません。

大きなトラブルがなければ

今年の12月クリスマスツリー新刊が出ますよ。

久々、小説としては

「純潔」以来になってしまうんですね、

小説が出ますラブレタープレゼントイギリス

 

「純潔」は2019年ですし

書き下ろし長編小説を含む

ガチ、久々の小説本花火祭花火

 

気合い入れたいので

あとがきも書かせてもらう

ことにしました。

 

合言葉は、ピクニック部です。

 

勝手に作ったティザー画像

 

最近は、ラスマニノフという

ロシアの作曲家のCDCD

感動してます。

 

この人はピアニストとしても

名を馳せた人で

その録音が今もデジタルリマスターで

発売されてるんっすよ!

 

1920年代の録音だから

SPレコードの時代ですね。

 

ノイズはスゴいし

録音状態もいいとはいえない

ですが、しかし

シューベルトのセレナーデ(M32)

泣けます。

 

 

将来、本の殆どが電子になるのか

否か僕は解らないですが

100年前のSPの音源を

こうして聴ける時代は

悪くないです。

 

何なら、この1曲のみを

無限リピートする為に

Macに入れて今、聴きながら

僕はこれを書いているのだし……。

 

でも僕はアナログな人なので

これからも紙の本に執着して

いくのでしょう。

紙の本があるうちはその装丁や

質量を大事にしていきたいです。

 

取材先の図書館で見つけし野ばらちゃんコーナー

 

ラスマニノフだって

まさか自分の演奏が、

パソコンにリッピングされる

ことなぞ予想せず

ピアノを弾いていたでしょうしね。

 

このCD、最大の売りは

ベートーヴェンが最後に書いた

32番の演奏だと

思うんですが、

どうも僕はシューベルトを

贔屓してしまいます。

 

秋がきた証拠ですよ。

秋から冬の期間は

どうしてもシューベルトを

聴きたくなります。

 

秋来ぬと

目にはさやかに見えねども

風の音にぞ

おどろかれぬる

 

反歌三首

 

目にさやか

耳に響くは

シューベルトかな

 

肥えたれば

ベルトやきつし

食欲の秋

 

食よりも

飾に捧げて

吾は殉ず

 

では、またね👋

嶽本野ばら

 

 

 

 

 

 

「ブサとジェジェ」再録の

『文学2024』を読了しました。

 

普段、現代文学をあまり読まないので

同じ時代に

こういう作家がこういうものを

書いているのかーと

思いつつ、興味深く……。

 

一番、気になったのは

円城塔さんの

「レンダリング・タイムカプセル」

 

名前は存じていたものの

実は読むの初めてでした。

 

もう僕も大御所なので(笑)

若い作家の人達と自分とは

アーキテクチャ(設計思想)が

異なる――

だから同じテーマ、

 

例えば“犬”という

動物を取り上げたとて

“犬”という動物への概念が

ビミョーに異なる

 

を痛感させられるのですが

 

「レンダリング・タイムカプセル」は

 

現在のアーキテクチャ(設計思想)が

用いられていて

それをプログラミングしているのが

自分と同じ世代

(円城塔――1972年生まれ)

というのに驚かされました。

 

 

内容は、旧世代の作家のもので

新世代の概念を

追いかけようとはしていないのだけど

OSは最新のものを使っている。

 

つまり……

やれる人は年代や育った環境に関係なく

TikTokに面白い動画を投稿して

フォロワー爆増させられる……

みたいなことです。

 

他の作家さんの作品に

就いても書きたいのですが

長くなるので端折ります。

 

でも、

「天の岩戸ごっこ」谷崎由依

「ブサとジェジェ」嶽本野ばら

「パンケーキ2.0」本谷有希子

 

この編纂の流れ、

結構、ヤバいですよね。

 

 

『文学2024』は高額の本なので

なかなか買えないとは

思いますが、

機会があれば手に取ってみて下さい。

 

さて、

最早、老害ロリータと

自虐したくなる僕ではありますが

 

この夏はこれから

「下妻物語」

デジタルリバイバル上映も

ありますし

更には今年中に

久々の小説の新刊も出す予定を

しておるので

 

ポンコツなOSのままですが

頑張らせて頂こうと思います。

 

具体的に何を頑張っているかと

いうと、

最近は洗顔にハマってます。

 

DHCの泡立てネットで

ビオレの洗顔剤をクリーミーな

泡にして朝と晩は

丁寧に洗顔!!

 

パックとか美容液とか

ピーリング効果とか、

スキンケアにはいろいろあるし

大人のスキンケア用品って

口コミだけみると高価なものに

眼を奪われがちですが

基本、洗顔をちゃんとやってれば

肌のコンディション、いいですよ。

 

歳を重ねたからこそ

基本の大事さを痛感します。

 

嶽本野ばら

 

 

 

 

 

 

 

しばらく、お知らせばかりで

ちゃんとしたブログ

書いていませんでしたね。

 

すみません。

 

ひとまず

『ユリイカ嶽本野ばら特集号』の

感想――。

 

下妻ジャスコ化計画での1枚カメラ

 

これを読むの、

すごく時間がかかりました。

 

最初はね、

自分を誉めてくれている論稿なり

エッセイばかりなので

気恥ずかしい気持ちが

そうさせるのだろうと

思っていたのですが

 

途中から

そればかりでは

ないことに気付き……。

 

とにかく参加者の寄稿の熱気が

どれもすごいんですよ!

 

僕も『ユリイカ』には

何度か寄稿しているし

よく読む雑誌ですが、

 

この雑誌は大抵、

お題(特集テーマ)が

あると、それに就いて

ガッツリ取り組む人は数人で

あとは、

自分の研究テーマや得意分野に

話題をスライドさせるのが常套です。

 

でも今回の『ユリイカ』、

みんな、ガチ過ぎる!!

 

僕に就いて語り過ぎている(笑)。

 

「ロリータ・ファッション」2刷

サイン本を作りに国書刊行会へドア

 

エッセイや小説を

書き始めてた時点で、

最初から、3割バッターなんて

目指していませんでした。

 

レギュラーにも入れない、

でも一応、

補欠には入れられていて

たまに監督が苦し紛れで

代打で使用してくれる

そんな選手でいいと思っていました。

 

だってさ、絶対

一般受けする

作家ではないですもの。

 

読む人を選ぶし、共感し辛いし。

 

でもこれだけ

大勢の人がいるんだから

一人くらいはハマってくれる人が

いると信じて、書いてきて

今もそんな感じのままです。

 

なのに、そのハマってくれた

珍しい(奇特な)人達が

集結して、俺にも語らせろ!と

頬を紅潮させてくれている

それが今回の

『ユリイカ』だと思うのです。

 

なんだ、この注文の多い料理店みたいな貼り紙は……驚きびっくり

 

当然、ここに

参加出来なかった読者

 

つまり、貴方だったり、君だったり

 

も私が、文筆家だったなら、

学者や研究家として

名を知られていたならば

もっと熱く語ったのに……

歯軋りをなさっておられるでせう。

 

それを思うと、ありがたくて

泣きそうになります。

 

よく自分に自信がない――

という言葉を聞きます。

 

僕はそれがよく解らないでいます。

 

自信がないなら自信がつくまで

練習なり勉強すれば良いのだし

結果、1人でも誉めてくれれば

それで充分、自信になるからです。

 

最近、なぜか急にメディアに

露出する機会が増えました。

 

再評価だとか

時代が追いついただとか

言ってくれる人もいますが

そういう訳でも

ないと思っています。

 

僕の支持層なんて

常に一定人数しかいません。

 

というか、いては困るんです。

こんな人が大勢の人から支持される

世の中はきっと間違っています。

 

多様性の時代とか言ってもさー

やっぱ、ロッキンホース

履いてる人は変だし、

それで結婚式に出るのはいいとして

葬儀に参列したら、嫌な顔されますよ。

 

3階に上がるとヤバい量のサイン(する)本が叫び

 

だけど、僕は

ロッキンホース履いて出ます。

だって、これしか靴、

持ってないんですもの。

 

アディダスのスニーカー1足と

ロッキンホース3足、

僕の所持する靴は以上です。

 

所持する靴の数は

恋愛における

ストライクゾーンの広さだとか

浮気の数だとか

心理テストで指摘されますが

それを信じるなら

僕は爆笑するくらい

一途な人間です。

 

かつては、

富士山に登った時も

ロッキンホースだったものだから

シェルパさんに、

怒られたなぁ・・・。

 

心が穢いし、不遜だし、

頑固だし、意味悪だし、浪費家だし

いいところは余りないのですが、

一途さだけは誰にも

負けないかもしれません。

 

ああ、だから読者も

重いんだ・・・・・。

 

似たもの同士なのかもですね。

 

嶽本野ばら 2024.06.24