ブログはこまめに

が鉄則らしいので

 

少しブログ強化週間。

 

京都に居を

移してから

エッセイなどはかろうじて

出版してきたものの

新作の小説をまるで

出していません。

 

『純潔』は『新潮』に

発表したものを改訂した

作品だし、

書き溜めてはいるものの

なかなか

今の出版界は厳しくて。

 

過去の罪科なぞ

関係ありませんよ!

と言ってくれる

ありがたい編集者は

たくさんいるんですが

結果、売り上げが伸びないと

やっぱり昔の事件の影響、

読者は戻らないんですね

と、出版社は判断する。

 

でもって益々、

新作が出しにくくなる。

 

愚痴とかではなく

当然だろう、

仕方ないです。

 

デビューから

孤立無援で戦ってきた。

道なき道——

VivienneやMILKが

出てくる小説なんて

志を同じくする作家が

いるはずもなく——

を進んできたから

これからもそうなのだ

 

文壇の付き合いなども

一切していないから

 

と思っていたけれども

ここ数年、

援護を申し出てくる

若い作家の人

若い編集者の人達が

活発に動いてくれていて

 

驚きながらも嬉しい。

 

無論、その人達が

お洋服をテーマにした

作品を書いたり

編纂したりする訳では

ないのですが

野ばらさんを読んで

ここまできました——

と勝手に有志を名乗ってくれる。

 

人付き合いは下手だし

追従とかやれないし

自分の前に道はない

自分の後にも道は残らない

と覚悟の上の玉砕の執筆

だった筈ですが

後ろにかすかに

道は出来ていたらしい。

 

誰も追ってこないと

思っていたので

獣道のまま。

後から来る人がいると

解っていれば舗装とか

しておいたのに・・・

ごめんね。

 

 

せめて、だから

その険しき道を

足に豆を拵えつつ

歩いてくる人々に

お弁当を作って

差し上げよう。

 

俺の手作り弁当だ。

残さず食え。

明日も作ってやるからな。