今年も年末が近付いて

街頭に社会鍋、

救世軍の人達が

立ち始めたようです。

 

 

大阪で暮らしている頃は

心斎橋筋でよく見掛けました。

軍服を着てラッパを鳴らして

社会鍋などと

書いてあるものだから

募金活動であるのは

解ったけれど

国粋主義者?

あれがキリスト教の

人達であるのは

随分と後になってから知りました。

 

この前、物販コーナーにザルに

入れたどんぐりの横に

お好きな額を

お入れくださいと書いておき

キティの貯金箱を置いておいたら

500円玉が

入っていたといったよねぇ。

 

月に一度、通っている

精神病院には受付の横に

盲導犬協会の

募金箱が置かれています。

 

たまにそこに

些少のコインを入れるのですが

もう今年も僅かですし

この前、

その500円を入れてきました。

 

僕は盲導犬普及の為の

募金箱に募金することが

多いです。

 

行政のイベントなどに行くと

いろんな募金活動を

している人達が

一斉に並んでいたりする。

でもどうも、

盲導犬への募金は

余り集まっていないような

印象を受けます。

 

災害への復興支援だったり

難民救助だったり

学校のない土地に学校を……

だったりすると

少しは力を貸さねば

皆、思うけど、多分、

盲導犬は援助しなくとも

なんとかなるんじゃない、

つい優先順位が下がって

しまうのでしょう。

 

確かに盲人の人は

盲導犬がいないからといって

命の危険に

さらされる訳ではない。

 

僕は恐らく、

偏屈なのでしょう。

つい、

盲導犬を増やす活動の募金に

参加してしまう。

 

作家なんてものを

やっていると

電子書籍のメリット、

デメリットが生活に

ダイレクトに

反映されるのですが、

一度、何かのイベントで

筋ジストロフィーの女性に

逢った際、通常の本はページを

捲るのが一苦労で

電子書籍は助かるのだと

いわれたことがある。

 

それを聴いた時、

そうか、電子書籍の悪口は

止そうと思いました。

 

オーディオブックが

この先、どうなるのか

よく解らないですが、

眼の見えない人にとっては

助かりますよね。

なので、オーディオブックも

もっと普及すれば

いいと思います。

 

善人ぶってるのじゃないですよ。

 

ただ、レジで受け取った時の

お釣りの1円とか5円とか

そんな程度のもので

自分が少しは役に立つことを

したのだなぁと思えるならば

それはとても

得なことだと思うのです。

 

お洋服を買うお金を

寄付に回すなぞ絶対に嫌ですが

神社にいって投げるお賽銭を

100円から10円にケチって

後の90円を

募金に回すのであれば

神様もお怒りにはなりますまい。

 

人のクズであるを

自覚しているから

ささやかながらも募金をします。

 

自己満足です。

 

自己嫌悪に陥ったなら

コンビニのレジの横の

募金箱に1円を入れればいい。

 

腹がたてば、

チクショウ、募金してやると

赤十字やら

国連の募金に電話すればいい。

 

募金箱に貯まったお金を

ネコババしてしまうお店とかも

ありますよ……

別に構やしないじゃないですか。

自己満足なのですから。

 

12月に入ったので

こんなことをしたためてみました。

 

嗚呼、もうすぐクリスマスですね。

 

嶽本野ばら 2019.12.04