嶽本野ばらのブログ

僕と契約してアメンバーになってよ。


テーマ:

ビアズリーのことをビアズレーと書いて

あれ? ビアズリーだったよな・・と

毎回、書き直すのは

澁澤がビアズレーと書いていたからだと、

先日、届いた『城の中のイギリス人』を

読みながら、思った。

 

ブログで告知していませんでしたが

ノバラ座を緊急に

東京で2日間だけやります。

9月17、18日です。

場所は神保町のブックカフェギャラリー。

今回は、東京出張公演ということで

ノバラ座ANNEXです。

 

https://www.novalaza.com

 

7月にやったノバラ座は

皆も愉しんでくれたようですし

僕も愉しかったです。

なので、調子に乗って、遠征します。

 

一応、展覧会という名目、

でもお店屋さんみたいなもの、

何も買わなくても、

本を持ってきてくれればサインはしますよ。

 

(でも、何か買ってくれる方が嬉しいぞ)

 

デビュー以来、

ずうとサイン会をしてきました。

最初、出版社の人は

思いつきで

開催したのだと思います。

そしたら、予想以上に人が来た。

 

サインだけじゃなく

握手もするは、自発的に始めたことですが

一緒に写真も撮れるというのは、

途中から誰かが、

写真を撮って貰えますかと訊ね、

いいよ、といったら、

その後に並んでいた人達が

おお、一緒に撮れるのだとなり、

以来、慣例になりました。

 

また、ハグして下さい、

というのも誰かが何処かの会場でいいだして

慣例になった。

 

その後、キスもいいですか? 

と訊く人も出てきたのですが

キスはお断りすることにしました。

だって、それじゃ、

サイン会なのか何だか解らないし、

男子の読者だっておるのです。

男子へのハグはいいですが、

キスは・・・やはり躊躇います。

 

てか、嫌です。オエーッ。

 

 

でも毎回、開催する度に、

もう少し何とかならないのかなぁ

と、申し訳なく思い続けていました。

出版社や書店、会場の意向で

こうしたいのに、

こうせざるを得ないことも

多く、ありました。

 

大体、直接に対面するのは

1分半くらいです。

その為にずっと待って貰うのは心が痛む。

途中で気分が

悪くなってしまう人だっているし・・・。

 

だから、整理券なぞ手に入れずとも

会期中なら、何時でも逢える。

直に触れ合える時間は短くとも

会期中は、同じ空間にずっといられる。

そこにいることが

愉しいサイン会というものが

やれないのだろうかと

ノバラ座のようなことは、

かなり前から夢想しておったのです。

 

僕は特別な力なぞ

持ち合わせてはいないのですが、

あるとすれば、

聖域(ゾーン)を作り出す

力ではないかと思います。

 

京都のノバラ座に来て下さった方には

解って頂けると思いますが

その場所は、

僕と君だけの——僕等だけの——

聖域に、なる。

 

例え、何もない野天、

平凡な児童公園であったとしても

僕はそこを、

聖域に変えることが出来ます。

 

砂場の上に、

そこいらで抜いてきた

雑草を並べてね、

Tiffanyやシスティーナ礼拝堂に

劣らぬ特別な場所にしてみせますよ。

 

そもそも、本というものはそういう

性質のものなのだと、僕は思う。

 

それを読んでいる間、

君は僕という聖域の中にいる。

または、君の中に

僕という聖域が作られる。

 

君が本を読むのを止めれば

その聖域は消え去り、

また読み始めれば——

10年後であろうとも——聖域は現れる。

 

サインとか写真を撮るというのは、

お土産を買うようなものでしょう。

別に東京ばな奈を

すごく食べたい、

食べさせたい訳じゃない。

 

東京に来た、

東京からやってきたという

ことの証に、東京ばな奈を、購入する。

 

だけども、どうせなら、

不味いよか美味しい方が

いいに決まっているので

東京ばな奈を作っている人達は、

ラッピングを可愛くしたり

キャラメル味や、蜂蜜味を

開発する。

 

ノバラ座の展示や、

即売物にしろ同じです。

どうせなら、

いいなー、それ! と

人が羨むようなものの

ほうがいいに決まっているので、

僕は、懸命に

準備、工作に励んでいます。

 

 

今回は展示物の内容を

一部、京都のものと変更します。

会場が絵本館のような

書店のギャラリーですので

ベルメールとかは展示せず、

テニエルやル・メールなど

ヴィクトリア朝時代の

絵本の挿絵を持ち込みます。

それらの説明書きを作成していたら、

文中、ビアズリーも

登場してしまったので、ちと、浮きますが

ビアズリーも一点、入れることにしました。

 

何を買おうか迷ったり、

展示物をぼんやり眺めたり、

各所に付けられた説明文を

読んだりしながら、

ノバラ座という“場所”を

愉しんで貰えると嬉しいです。

 

ノバラ座も、

僕の一つの表現であり作品です。

手を抜きませんよ、

やれるだけの仕掛けを施します。

 

開催が急に決まったので、

主力商品である

ボタニカル・スペシメンが

そんなに沢山、作れません。

 

草花を摘んで

新聞紙やダンボールで押すの工程は

いくらでもやれるのですが、

乾燥に時間が掛かる。

レンジで乾燥させるという

手荒い方法もあるのですが、

それは無粋なので、

敢えて正攻法で作っています。

 

今日も本当は新しく押したものを

台紙に貼り付けたかったのですが

まだ乾燥が充分でないので、

こうして文章を書いています。

 

スペシメンは1葉、1000円ですが、

裏にAPという赤いタグが

貼られたスペシメンは

Artist Proofということで2000円もします。

 

強欲だからでなく、

全部1000円にすると完売し、

2日目、遅く来た人が棚にある

ボタニカル・スペシメンの

光景をみれなくなると、嫌だからです。

 

ほら、バーゲンの最終日の

お店の様子って、何も残ってなくて

悲しいではないですか。

 

サイン会は緊張するけど、

こういうのなら

勇気を出して、覗けるかも・・・

という人も、おられると思います。

 

うん。展覧会&お店なので、

そっと入ってきて、こそっと

観て廻って、嗚呼、野ばらがいるぞ、

と確認し、

遠くから盗撮して、そのまま

帰ってくれたって、

構やしないのですよ。

 

僕はずっと

デスクで工作とレジとサインなどを

やっているので

そういう人に話し掛ける余裕を持ちません。

 

祈ったり、祈らなかったり、聖域は、

それぞれがそれぞれ

自分に見合った使いかたをすればいいのです。

祈らなかったからとて、不信心ではありません。

 

一階にはカフェスペースもありますし、

会場としては訪れる人も使いよいでしょう。

 

明日には押し花、乾燥しているでしょう。

あー、後、三日しかない!

やべーな。

髪の毛も切りたいのに・・・。

 

嶽本野ばら

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