野ばらさんが最近はアニヲタ&アイドルに
ハマって悲しい
とたまにいわれる。

そりゃそうかもしれないと思う。

でも、これは当然のことで
全くぶれていないことを弁明させて欲しい。

「もえいぬ」でも宣言したけども
補足すれば

かつてロリータであり百合崇拝者であった僕は
二次元もアイドルも大嫌いで敵だと認識していた。

が、ある日、気付いたらその敵だと思っていた者
が、ロリータの味方になっていたのである。

かつてのロリータ達と
現在のロリータ達は少し環境が異なる。

かつてロリータだった者は二次元愛好ヲタの
邪悪な欲望の対象とされていたのだが
今のロリータは二次元に憧れる者となっていたのだ。

これを僕は乙女の進化と受け止める。

といおうか、ゴシックロリータの台頭にせよ
ヤオイの台頭にせよ
男性主権のものだったものを
女子が独自の解釈で楽しみだしたところから
新しい価値観は常に生まれてきたのである。

少女達は男性主導であった二次元もアイドルも
いつのまにか自分らが楽しめるものにしてしまった。

否、男性からその楽しみを奪ったといってもいい。

それを遅蒔きながら知った時
僕は二次元とAKBを彼女らと同じように
楽しむことを決意したのである。

アイドルといっても僕の場合は
AKBにしか興味はない。
AKBにしか百合を感じないからだ。
やはりハロプロとかは解らないしどうでもいい。

最近、続々とAKBグループ、もしくは元AKBのメンバー
がツイッターのフォロワとして入ってきている。

僕がAKBに感じた百合の世界観が
決して勘違いではなかったことの
これは確たる証拠ではなかろうか。

今、かつてロリータになる筈だった者達は
AKBを目指すのだ。

それが何時まで続く現象なのかはさておき。

決して初心を忘れた訳でも
大きな大衆のムーブメントに巻き込まれ
デレてしまった訳でもない。

以前、共にジェーンやミルクに驚喜していたのと
同じ意味合いで、僕は二次元とAKBに驚喜する。

どうも、僕は女子が好きになるものにしか
いまだ、興味がもてない。
なので二次元にいっても僕の眼は
結局、黒子のバスケを追い
AKBを追っても
メンバー同士の百合的感情のありかたにしか
シンパシーを抱けない。

とはいえ、そろそろこの二次元とAKBブームも
終息に向かっている気がする。
ここでは多くを語れないが
ラブライブが、究極の回答を指し示したからだ。

僕は自分のスタイルに実は拘泥しない。
今、面白いと思えるものが僕にとっては大切なのだ。
ずっと昔のイメージのまま
ロリータの支持を得たいが為に
かつてより明らかにボルテージの下がった
ロリータ業界を支援するというのは出来ない相談だ。

無論、今も昔もロリータは好きなのだけれども
よりラディカルなシーンに僕はこの身を置きたい。

昨今のロリータ業界が低迷し安全なものになってしまった
ことに最も傷付き、ショックを受けたのは
誰でもない、僕なのだ。
恐らく、これを読んでくれている誰よりも
僕のほうがロリータとの付き合いは長い。

僕は待っている。
新しい、全く新しい価値観の
魂をまた燃え上がらせるロリータがそのうち
またアンダーグラウンドから現れることを!

だから、今はあえてその愛ゆえに
ロリータを絶賛することはしない。

恐らく、全く新しいロリータを生み出すのは
君なのだ。
二次元とAKBに吸収されてしまった
ロリータを目醒めさせるのは君の役割なのだ。

萌えを凌駕する可愛さを構築し給え!
前衛としての可愛さをロリータの手に戻し給え!