開催報告「記憶の足音〜石川慎三・シベリア抑留を描く〜」 | 七飯男爵太鼓創作会 BLOG

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西洋農業発祥の地、北海道七飯町で活動する創作和太鼓の会
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<開催報告>

8月6日。

広島に原爆が投下されたこの日。

平和を誓う鐘の音で、始まった朝。

 

会場には、石川慎三さんの絵画11点が並びました。

函館YWCAピースプランニング委員会の丸山さんが、

慎三さんのご自宅から大切に梱包して運んでくださったものです。

絵、確かに、絵ではありますが、

それは本当に、魂の宿っているものでした・・・。

当日朝の演者集合。

佐藤三昭先生からのメッセージ。

リハを前に、想い伝える先を確認しました。

そして本公演、東北放送で特番が放送されるのに伴い、

撮影班のカメラさんが、いつもそばにいらっしゃいました。

(放送は、8月中旬を予定とのことです)

七飯町文化センターの舞台技術係、木澤さん、松尾さん、加持さん。

毎回趣旨に寄り添う灯りと音響を仕込んでくださいます。

開場です。

定員を50名に減らしての開催でした(新型コロナ感染拡大防止のため)。

皆様に来ていただけるか、不安の中で迎えた当日でしたが、

各回ご用意したほぼ全ての座席を、皆様に温めて頂けました。

 

黙祷で舞台は幕をあけました。

※以下、言葉と絵の一つ一つをご紹介したいのですが、

下方に動画URLを掲載致しましたため、ぜひご覧いただきたく存じます。

三昭さんが、慎三さんの心象世界を想って作曲なさった5つの楽曲と共に、

その空間を感じて頂きたく思いますため、

こちらでは、写真で舞台の様子のみ辿らせて頂きます。

手記Ⅰ「占守(シュムシュ)島にて」

手記Ⅱ「極寒の星」

手記Ⅲ「君がため」

手記ⅳ「祖母と思しき」

手記ⅴ「帰心」

エピローグ「慎三の願い」(楽曲制作の手記)

石川慎三様の奥様である石川和加子様。

そして東京から駆けつけてくださった次女・牧子さんご夫妻。

お姿を見せてくださり、本当に有難うございます。

ご家族様が想いを託してくださったからこそ、

私たちは、この公演を、担うことができました。

今回、楽曲制作・脚本構成・演出・朗読を担われた佐藤三昭さん。

石川慎三さんと同じ芸術家として。

 

その中で、七飯男爵太鼓創作会として、和太鼓・和楽器での役割を頂いたこと。

ただ、現在4代目代表を務めておりますが、

何よりも私自身が、以前からこのような思いで

和太鼓の活動をしていたわけではございませんでした。

流行や見栄え、音圧による圧倒といったものに魅せられ、

そのように演奏していた青年期がございました。

ですが大学時代、

師匠に言われた「暴力太鼓」の一言、

そして「和太鼓の護送船団方式…」という言葉から、

それまでの自分の活動を振り返りました。

師匠の創作と表現に影響を与えたのは大叔父さまでらっしゃいましたが、

その方もシベリアから帰還されていたこと、

まだ若かった師匠に、感情生活という理念を授けてくれたことも、教わりました。

 

時を超えた願いと教示が繋がって、

私にとっても、この今がございます。

 

なんのために、和太鼓を打つのか。

その問いと対峙の姿勢を、会として受け継いでいくことが、

”平和”を築く一石と思っております。

そのような意味でも、

本公演は、会として大切な一歩でございました。

 

開演前のお話の際、牧子さんは、

慎三お父様が生前にいつも

「国を憎んで人を憎まず」とおっしゃっていたと

話してくださいました。

 

それを、慎三さんが言い得たのは、

抑留中の俘虜の身分であったにもかかわらず、

現地のロシア人の方々から分け与えてもらった親切や優しさがあったこと、

恵んでくれた、なけなしの食糧・・・人としての情があったからだと

慎三さんが残した「回顧録」をめくる中で、思われてなりません。

 

そして、慎三さんの絵筆に導かれた、

本公演の巨きなメッセージは、

どのような中にあっても、そのような

人と人のあいだに通わせることができる

「愛」への確信を、伝えることにありました。

 

お客様のアンケートを全て読みました。

そのテーマを、確かに受け取ってくださったことがわかりました。

また、アンケートには、皆様の戦争体験や、

ご親戚から聞いてきた戦時のお話も、綴られておりました。

 

これがスタートとなります。

どうかこの音の箱舟を、末永くお見守りくださいませ。

届く先まで、届くように。

和太鼓の声を、黙礼に替えて。

 

ー御礼ー
石川和加子様・ご親族様
函館YWCAピースプランニング委員会様・丸山様
函館新聞 今井正一様
記録・書籍・資料をご提供くださった方々
ご来場くださった皆様
応援をくださった全ての皆様

そして

石川慎三さま

佐藤三昭さま

 

【動画記録】

 

【アンケート集】

 

【ご協賛者様ページ】

 

【開催後・新聞報道】

 

【当日配布プログラム】

 

出演者・主催者を代表して

リサ

 

<開催報告>

8月6日。

広島に原爆が投下されたこの日。

平和を誓う鐘の音で、始まった朝。

 

会場には、石川慎三さんの絵画11点が並びました。

函館YWCAピースプランニング委員会の丸山さんが、

慎三さんのご自宅から大切に梱包して運んでくださったものです。

絵、確かに、絵ではありますが、

それは本当に、魂の宿っているものでした・・・。

当日朝の演者集合。

佐藤三昭先生からのメッセージ。

リハを前に、想い伝える先を確認しました。

そして本公演、東北放送で特番が放送されるのに伴い、

撮影班のカメラさんが、いつもそばにいらっしゃいました。

(放送は、8月中旬を予定とのことです)

七飯町文化センターの舞台技術係、木澤さん、松尾さん、加持さん。

毎回趣旨に寄り添う灯りと音響を仕込んでくださいます。

開場です。

定員を50名に減らしての開催でした(新型コロナ感染拡大防止のため)。

皆様に来ていただけるか、不安の中で迎えた当日でしたが、

各回ご用意したほぼ全ての座席を、皆様に温めて頂けました。

 

黙祷で舞台は幕をあけました。

※以下、言葉と絵の一つ一つをご紹介したいのですが、

下方に動画URLを掲載致しましたため、ぜひご覧いただきたく存じます。

三昭さんが、慎三さんの心象世界を想って作曲なさった5つの楽曲と共に、

その空間を感じて頂きたく思いますため、

こちらでは、写真で舞台の様子のみ辿らせて頂きます。

手記Ⅰ「占守(シュムシュ)島にて」

手記Ⅱ「極寒の星」

手記Ⅲ「君がため」

手記ⅳ「祖母と思しき」

手記ⅴ「帰心」

エピローグ「慎三の願い」(楽曲制作の手記)

石川慎三様の奥様である石川和加子様。

そして東京から駆けつけてくださった次女・牧子さんご夫妻。

お姿を見せてくださり、本当に有難うございます。

ご家族様が想いを託してくださったからこそ、

私たちは、この公演を、担うことができました。

今回、楽曲制作・脚本構成・演出・朗読を担われた佐藤三昭さん。

石川慎三さんと同じ芸術家として。

そして、三昭先生の大叔父様もまた、

シベリア抑留からの帰還者であられました。

和太鼓や文化芸術のあるべき姿について、

教示を受けたのもまた、その大叔父様であられたそうでした。

 

その中で、七飯男爵太鼓創作会として、和太鼓・和楽器での役割を頂いたこと。

ただ、現在4代目を務めておりますが、

何よりも私自身が、以前からこのような思いで

和太鼓の活動をしていたわけではございませんでした。

流行や見栄え、音圧による圧倒といったものに魅せられ、

そのように演奏していた青年期がございました。

その時に、今の師匠に言われた「暴力太鼓」という言葉に、

頬を叩かれたのでした。

後から知ったのは、その言葉は、師匠が若かりし頃、

大叔父さまから、言われた一言であったのでした。

時を超えた願いが繋がって、この舞台がございました。

なんのために、和太鼓を打つのか。

その問いと対峙の姿勢を、会として受け継いでいくことが、

”平和”を築く一石と思っております。

そのような意味でも、

本公演は、会として大切な一歩でございました。

 

開演前のお話の際、牧子さんは、

慎三お父様が生前にいつも

「国を憎んで人を憎まず」とおっしゃっていたと

話してくださいました。

 

それを、慎三さんが言い得たのは、

抑留中の俘虜の身分であったにもかかわらず、

現地のロシア人の方々から分け与えてもらった親切や優しさがあったこと、

恵んでくれた、なけなしの食糧・・・人としての情があったからだと

慎三さんが残した「回顧録」をめくる中で、思われてなりません。

 

そして、慎三さんの絵筆に導かれた、

本公演の巨きなメッセージは、

どのような中にあっても、そのような

人と人のあいだに通わせることができる

「愛」への確信を、伝えることにありました。

 

お客様のアンケートを全て読みました。

そのテーマを、確かに受け取ってくださったことがわかりました。

また、アンケートには、皆様の戦争体験や、

ご親戚から聞いてきた戦時のお話も、綴られておりました。

 

これがスタートとなります。

どうかこの音の箱舟を、末永くお見守りくださいませ。

届く先まで、届くように。

和太鼓の声を、黙礼に替えて。

 

ー御礼ー
石川和加子様・ご親族様
函館YWCAピースプランニング委員会様・丸山様
函館新聞 今井正一様
記録・書籍・資料をご提供くださった方々
ご来場くださった皆様
応援をくださった全ての皆様

そして

石川慎三さま

佐藤三昭さま

 

【動画記録】

 

【アンケート集】

 

【ご協賛者様ページ】

 

【開催後・新聞報道】

 

【当日配布プログラム】

 

出演者・主催者を代表して

リサ