やましたひでこ『大変だけど面白い道！ 面白いけれど大変な道！』

大変だけど面白い道！面白いけれど大変な道！

ごきげんさまです。
断捨離のやましたひでこです。

10月10日、月曜日。
＜旧暦長月十五日＞

スポーツの日、祝日
牡羊座の満月

レンガ通りに彩づいた落ち葉。

満月にいつのまにか星座の冠がつき、
西洋占星術について疎い身にとっては、
少しばかり戸惑う。

「十五夜」とか「十三夜」とか、
「中秋の名月」とか「のちの月」とか、
私、そっち派だから。

静かなる自在の揺れや十三夜　たかし

それでも、愛用の和暦手帳には
「牡羊座の満月」は、

迷いのない朝の到来
何が起きても、今日も宙は巡る

とあって。

そんな言葉に励まされることはたしか。

ああ、「迷いのない朝の到来」とは、
なんと素敵なこと。

そうですね、行き当たりばったりの人生を、
この年齢まで歩いてきた割には、

進む方向に対しては迷いなかったように思う。

けれど、日常の些細なことは迷いの連続。

何を食べるかに迷い、
何を着るかに迷い、
出かけるか否かに迷う。

どういうわけか、日常では迷うのだけど、
人生の大きな決断には迷わない。

それは、自分でも可笑しいくらい。

だから、進学にも迷わず、
だから、結婚にも迷わず、
だから、転居にも迷わなかった。

けれど、迷わず選んだからといって、
その道が順風満帆であるとは限るわけもなく。

むしろ、逆風満帆だったのだと思う。

凪、わずか。
順風、ときどき。
逆風、いっぱい。

だから、もがいて、足掻いて、その繰り返し。

でも、今にして思えば、
それだから面白かったのかもしれない。

もちろん、渦中にあった時は
胸が苦しかったはずだけど。

大変だけど面白い道！
面白いけれど大変な道！

おそらく、それが、
私の人生の道の選択であり、
迷いなく選んだ道なのだと思う。

さあ、あなたも小さなことにいっぱい迷って、
大きなことには果敢な挑戦を！

それが、人生のバランスでもあるのだから。