その時の私と今の私、いったいどれほど違うのだろう。
邂逅
思いがけなく出あうこと。
めぐりあうこと。
ここひと月あまり、
そんなことが続く。
友人に誘われた食事会。
高層ビルの最上階、
指定されたままに赴いたレストランは、
たしかに12年前に訪れていた。
それは、断捨離®︎という私の言葉が、
流行語大賞にノミネートされたお祝いの席が設けられた場所。
夜の東京タワーを間近に見る選ばれしレストラン、
とても胸が躍ったことを覚えている。
その時の私と今の私、
いったいどれほど違うのだろう。
先日、訪れた森の中のリゾート。
全て友人アレンジで私の預かりしらないチョイス。
降り立った駅からタクシーで向かう道すがら記憶が蘇ってくる。
10年前、私の講座の受講生さんと合宿セミナーをした場所。
はじめての断捨離の合宿。
いったいどんな人が来て下さるのだろう。
いったいどんな思いで参加なさるのだろう。
期待でいっぱいになった場所と空間。
その時の私と今の私。
いったいどれほど違うのだろう。
そして、高野山。
はじめて訪れたのはいったい何年前なのか。
記憶はとうに定かではなくなって、
おそらく30年前か、それくらい。
それから幾度となく訪れてはいる。
今月の半ば、仕事仲間の友人を誘い、
そう、友人を励ましたい思いもあって、
なにより、自分も励まされたくて、
なんとか日程を合わせて訪れた。
高野山は、私にとっての断捨離の聖地。
それは、もちろん、私の勝手な思い込みでしかなく。
そしてまた、ここでも邂逅が待っていた。
如来さまと。
その時の私と今の私。
いったいどれほど違うのだろう。
また、そんな思いが湧いてくる。
決して、回帰の旅をしている訳でもないのに、
過去の場面を思い起こすことになる不思議。
でも、あらためて気づいた。
私、何も変わっていない、当時も今も。
時を経て年齢は重ねたけれど。
体型も肌の色艶も残念にはなっているけれど。
住む場所も暮らす家も変わってはいるけれど。
立場も仕事の内容も違ってはいるけれど。
おずおずとしていたのに、
ずいぶんと図々しくはなったと思うけれど。
私、何も変わってはいない、今も当時も。
断捨離を、
断捨離という行法哲学を、
求めていく姿勢は、
変わってはいない。
ただただ変わったのは、
私が立っている舞台だけですね。
光に遊ぶ
自在期
もうひとつの
あなたの人生の舞台
私たちを立ち止まらせている家を。
私たちを囲い込んでいる土地を。
私たちを繋ぎ止めている家族を。
いったん、捨ててみるのも、
離れてみるのも、断ってみるのも、
やってみる価値があるかも知れない。
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