何一つ疑いなく細胞を信じきること。 | やましたひでこオフィシャルブログ「断捨離®」Powered by Ameba

何一つ疑いなく細胞を信じきること。

哲ちゃん復骨祈念「写真&エッセイ」選29

 

 

 

 

 撮影 野村哲也さんの奥さん あきこさん<だと思う、たぶん>

 

 

春分の日の節分、ようやく体が求めていた一言が分かった。

 

骨折してからというもの、「申し訳ない、必ず治すからね」とか「大丈夫、大丈夫」と日々足や細胞に声がけしてきた。手当ても左足全体に、骨折箇所にと手を当ててきた。

 

でも、何かしっくりと来ない。

 

僕が一番落ち込んでいた時、どんな行動をしていただろう? 

 

そうだ、身も心もどん底に陥った時、僕は自分自身で頭を撫でながら、「てつや、お前は世界一の男だ」と繰り返していたっけ。

 

心を静かにしてから、頭を左右に撫で、「お前は世界一の男、いや宇宙一の男だから大丈夫」と伝えた瞬間、脳天から足に電流のような光が走った。次の瞬間、勝手に涙が溢れてきた。

 

細胞が、体が求めていた言葉だったのだ。

 

この一番の意味は、唯一の一番。僕にとっては僕だけが、あなたにとってはあなただけが世界唯一の体。

 

だから大丈夫なのだと言葉をかける。細胞は今も最善の処方で治癒を促している。

 

何一つ疑いなく細胞を信じきること。それが僕にとって、この言葉だったのだろう。

 

「てつやは世界一、いや宇宙一の男だから大丈夫」。

 

PS,静岡の友人からマスクメロンが送られてきた。どうです? 私の放漫なボディは(笑)

 

 

 

<2021/3/21 野村哲也 写真と文>

 

 

 

写真家野村哲也

大骨折につき撮影戦線離脱!

 

哲ちゃん復骨祈念

 

 

◆4月27日◆

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