「自分の人生に革命が起こった」
嫁の分際で。
嫁の癖して。
そんな古臭い観念がどうやら心の奥の奥の方に巣食っていたらしい。
結婚当初、もう何十年も前に親世代から囁かれた言葉であったにもかかわらず。
そんな彼女が私に言った。
自分の人生に革命が起こった、と。
人生の奇跡の次は人生の革命
大袈裟に聞こえるかもしない。
けれど、
嫁が外に出て働くのは当たり前。
嫁が家にいることはあり得ない。
そんな無言の圧力があったことはたしか。
だから、そうやって来た。
だから、懸命に働いて来た。
そんな、彼女は今、
姑
夫
息子
息子の妻
孫二人
一家七人を支える専業主婦としての気概と誇りの中にいる。
かつて、自分を縛っていただろう
嫁としての焦り。
主婦としての引け目。
それらは、余計なモノの断捨離と共に見事に手放せたのだ。
焦りと引け目の断捨離
自家製ハタハタの麹漬け
いぶりがっこ
稲庭うどん
ああ、今回もすっかりご馳走になってしまいましたね。
有難う御座います。