冬至、弔い葬る日
冬至
極陰の一日の朝。
使われこともなく、
必要とされることもなく、
慈まれることもなく、
放置されたままのモノたちを。
ただそこに置かれ続けられているモノたちを、
ただそこに積み上げられたままのモノたちを、
ただそこに突っ込まれているだけモノたちを、
そう、まるで、屍<しかばね>のごとく晒されているモノたちを。
今日は弔いたいと。
いいえ、実のところ、それは、
要・不要を判断することなく保留する自分の癖を、
取捨選択を決断することなく放置する自分の癖を、
行動を起こすことなく回避し忘却する自分の癖を、
葬ることに他ならず。
断捨離とは、ただ捨てることではなく、
関係の終わったモノたちを、
弔う<とむらう>こと。
保留・放置・忘却という無自覚無意識を、
葬る<ほうむる>こと。
そして、モノも空間も自分自身をも、
蘇らせていくことなんですね。
どうぞ、あなたも良い1日を。
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