自己否定、この生きづらさにさえ実感がなかった。
ごきげんさまです。
断捨離のやましたひでこです。
二人暮らし、夫と妻の癒しグッズなのかしらね。
この日、お伺いしたダンシャリアン宅のトイレット。
リビングはスッキリとした空間に設えてあった。
が、その他の部屋はモノの山。
まるで、モノの屍<しかばね>が累々と積み重なっているような有様。
けれど、そのモノたち、ひとつひとつは、どれも新品か新品同様、そして、品質の良いものばかり。
ミイラでもなく、腐乱死体でもない。
だからこそ、捨てるのも憚られるのだろうね。
必要もなく、使い道もなく、活かすこともできない、それらモノたち。
私には、モノの無念、声なき声が聞こえてくるよう。
持て余す量のモノたち。
そして、持て余す量のモノたちでいあっぱいとなった部屋ふたつ。
もちろん、家具の引き出したちもモノでギチギチパンパン。
あなたとご主人はいったいどこに寝ているのか、と尋ねれば、
リビングに布団を出してきて、
という答え。
高級住宅地の高級2LDKマンション、せっかくの住まいも死んでしまっている。
なんとも、モノの魔力を目の当たりにしたかのよう。
それでも、こうなってしまった理由が、断捨離でようやく腑に落ちたと、この住まいの主<ぬし>は言う。
トラブルに巻き込まれ、どうあっても自分が被害者であったはずなのに、それを誰からも理解されることがなかった過去の幾つかの出来事。
誰も、自分の考えを聞こうとはしない。
誰も、自分の感じていることを知ろうとはしない。
誰も、自分の思っていることを分かろうとしない。
それどころか、事故で被った身体の痛みまでもが信じてはもらえない。
女の子として誕生したことで、父親から否定され、
事故の保証交渉では、弁護士に地位がないからと否定され、
隣人トラブルでは、近隣住民から「いけにえ」として否定され、
結果、自分は否定されるのが当然の人間と自分でも思うように。
自己否定
そうだろうね、自分を否定していなければ、こんな有様の部屋や家に住んでいられるはずもない。
本当は良質なのに、活かされることなく堆積ているモノたちと、なんら否定する必要などどこにもないのに、生きている実感のない自分と。
まるでリンクしている。
だから、モノを通して、自分に問いかけていくと、
だから、モノを通して、自分の「要・適・快」を呼び覚ましていくと、
そうやって、モノを捨て、モノを選び抜いていくと、自分を否定する回路から脱出していくことができる。
なぜなら、それは、他でもない自分が、自分自身の思考・感覚・感性に寄り添うことだから。
私を迎えるために、懸命にリビングをキレイにしてくれて有難う。
こんどは自分のために、寝室を整えて、ね。
それにしても、このモノの量、ひとりで断捨離していくには果てしない…
◆<9/13 木曜>東京
やましたひでこ断捨離セミナー
━━━━━━━━━━━━━━━━━
「自分軸」
モノに取られた「時間・空間・エネルギー」を取り戻す。
↓
http://123direct.jp/tracking/
◆やましたひでこ断捨離講演会
━━━━━━━━━━━━━━━━━
8/21<火曜> 宮崎 受付中
https://pages.
8/31<金曜> 東京 受付中
https://pages.
両会場とも当日受付はありません、どうぞ、ご了承下さい。
【書籍】捨てる。引き算する勇気
http://123direct.jp/tracking/
【書籍】人生を変える断捨離
http://123direct.jp/tracking/
【書籍】心を洗う断捨離と空海
http://123direct.jp/tracking/
◆【断捨離】については無料【毎日配信】断捨離メールマガジンで学べます。
◆やましたひでこ断捨離塾
http://www.yamashitahideko.com/sp/CPD_YDJR/index_of.php
◆『断捨離』は、やましたひでこ個人の登録商標です。無断の商業利用は固くお断わりいたします。どうぞ、お控え下さい。