どこから手をつけていいのかわからない…
おはようございます。
断捨離のやましたひでこです。
講演会でも、
セミナーでも。
塾生さんからも、
クライアントさんからも。
必ずと言っていいほど出る質問がこれ。
「どこから手をつけていいのかわからない…」
それはそうだろう。
あまりにたくさんあるモノたち。
細々とした日常的なアイテムから、
大きな家具に至るまで住空間には夥しい数のモノはひしめいている。
そして、そのモノの山に踏み込んでいくための、
整備された登山道はなく、僅かにケモノ道があるだけ。
そう、廊下にだって収納家具が並べられているのだから。
それに、そのケモノ道でさえ入り口が閉ざされている場合がある。
つまり、片づけたいあまりに、収納用品というモノを増やすという愚かなことに手を染めてケモノ道さえも塞いでしまうことも。
しかも、残念ながら、現状の認識が甘い。
モノが多いという認識があっても、
その多さの見積もりが甘い。
つまり、思っている以上の何倍ものモノが、実際には、いたるところの収納スペースに押し込められているし、また、そこから、床や畳、テーブルの上にはみ出し、溢れ出ているのです。
だから、
どこから手をつけていいかわからない…
という質問の中には、
「やっては見たものの、すぐにあきらめざるを得なかった…」
という思いが込められてもいるはず。
モノの山を一人で切り崩していくのは大変なこと。
それでも思う。
どこから手をつけていいのかわからないというのは、言い訳に過ぎないと。
フルマラソンに出場する市民ランナーも、はじめは、42.195㎞が果てしない距離であったに違いないのだから。
どこから手をつけていいかわからないと悩み考えている時間があるなら、
目の前のモノ一つから。
目の前のモノをひたすら捨てることから。
断捨離はただ捨てるにあらず。
けれど、最初はただ捨てること。
捨てて、捨てて、捨てた、その先に、
人生の登山道、その扉が開かれていくのです。
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