かつての「ランチの女王」は。
おはようございます。
断捨離のやましたひでこです。
朝寝坊をする。
早朝のつかの間の青い空を味わい損なって、
しまった!という気持ち。
今日も雲の方が幅をきかした一日になりそう。
まあね、晴れても、曇っても、雨が降っても、
室内にこもっていることには変わりなく。
根がひきこもりの体質のアタクシ、天気がどうであろうと、
今日も一人で、それなりにごきげんで過ごせそうです。
そう言えば、かつて、私の友人にこんな人がいたっけ。
朝、起きて一番最初に考えること。
今日は、誰と一緒にランチを食べようかしら?
よほど、ひとりで過ごすことが嫌いなのだろう。
それとも、よほど家にいることが嫌なのだろう。
まあ、ヒマというか恵まれているというか、
そんなポジションにいる主婦さんだったのですね。
だから、人呼んで「ランチの女王」
けれど、大抵の主婦はこうはいかない。
だから、彼女はたくさんのランチ要員?を確保して、
ローテーションを組み、相手を替えてランチを楽しむというわけ。
夫は単身赴任、子供たちを学校に送り出してから、夕食の準備にかかるまでの時間、彼女の自由時間はランチとおしゃべりに費やされる。
当時、友人のひとりとして、そのランチ要員に数えられていた私、その羨ましいような、呆れるような彼女の毎日の生活と住まいの有様の不一致に?マークをいっぱい点灯させていたことを覚えている。
平日の昼下がり、いつも優雅にランチを楽しめるゆとり。
そんなゆとりがある家庭の主婦は、さぞかしお洒落な住まいに住んでいるかといえば、そんなことはなく。おぞましい光景が展開していることがよくある。
家は、新しい古いに関係なく、また、広くても、いえ、広いからこそ、かえって家の散らかりとモノの堆積は進行し深刻化する。
私から見れば、よくぞこんな有様の家を放置して、毎日、ランチに出かける気になるものだと思う。
でも、彼女にして見れば、こんな有様の家だからこそ、ランチに外出しないとやりきれないのだろう。
夫は単身赴任、子供たちはもう大きい。
気楽といえば気楽ではあるけれど、やはり寂しいのも事実。
その寂しさを埋めてくれるのは、気のおけない友人との食事、そして、とりとめもないおしゃべり。
エンジョイ・ゴシップと称した噂話か、家をかえりみない夫の悪口で、彼女の気はいっときは晴れる。
けれど、翌日は、また同じこと。その繰り返し。
彼女は知らない。夫がなぜ単身赴任を選んだのか。そして、夫の足がどんどんと遠のいていく、その理由を。
ひとりは寂しい。
確かに、ひとりは寂しいけれど、一人で過ごすことをまた愉しめる自分でありたいと私は思っている。
それには、自分の空間を自分で創造していくこと。
それには、自分も空間を自分でケアしていくこと。
そうやって、自分の家を好きになっていくこと。
家が好きになる。
家にいることが好きになる。
家にいる自分が好きなる。
これが、自律であり、自立への道。
そして、さらに、私は思うのです。
ひとりで過ごす空間が居心地良いものであるならば、
そこに戻ってくる家族も気持ち良いに違いないと。
結局、この友人、夫とは離婚となり、でも、あいも変わらず、家の有様は同じまま。
これから、彼女は独りでどんな生活をしていくのだろう。
私を含め、友人であることをとっくに解消した人はいっぱい、もう、ランチの相手をしてくれる人はほとんどいないのだから。
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