その見極めが一番肝心です。 | やましたひでこオフィシャルブログ「断捨離®」Powered by Ameba

その見極めが一番肝心です。

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◆今日の断捨離
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FROM やましたひでこ 

ごきげんさまです。
断捨離のやましたひでこです。

7月13日、木曜日。
〈旧暦水無月二十日〉

豪雨に熱暑、毎年この時期は
梅雨の断末魔の様相。
注意してかからなくてはなりません。

そんな中、安全な室内で
仕事ができる自分、
こうして快適な空間で
メルマガ記事を書いて
いられる自分を、
とても有難く感じます。

豪雨の中、被災地で救助救援活動
にあたっている方々。炎天下の中、
私たちのライフラインの
メンテナンス作業にあたっている人々。

そんな懸命な姿の人たちを見ると、

家の中の「片づけ」くらい、
大した問題ではないなと。
室内で「片づけ」の問題で
悩んでいられるなんて、
恵まれているなと。

つい思ってしまいます。

けれど、大量の土砂に埋もれた
豪雨被災地の光景は、
溜め込んだモノで往生している
片づかない家の光景と同じ。

避難所でこれからの生活に
不安を強くしている被災された人と、
モノ溢れの家の中で鬱鬱としている
人の姿は同じ。

土砂災害に巻き込まれたならば
救助救援を待つしかないように、
断水になったら復旧を待つしか
ないように、

私たちの住空間の有様も、
片づけの悩みも、もはや一人で
なんとかできる状態ではない
ところまで来てしまっているのです。

なだれ込んだ土砂に埋まれば、
誰だって身動きは取れない。

なだれ込んできたモノたちに
塞がれていれば、私たちは動けない。

土砂に押しつぶされそうな状態は、
恐怖でいっぱいのはず。

モノに埋もれて足掻いている状態は、
不安でいっぱいのはず。

それは、まさに
命が危機に瀕していること。

そんな状況から、自力で脱出
できないのはむしろ当たり前。
自力で脱出できたとしたら、
それは奇跡が働いたといっても
いいほどでしょうか。

ところで、なぜ私がこんなにも
危機感を募らせているかと言えば、
私のもとに寄せられる
「片づけ問題」のケースが、
深刻の度合いを増すばかりだから。

それも、本人が認識している以上の
レベルで。

実際、モノに向き合って、
ひとつひとつの「要・適・快」
「不要・不適・不快」を精査、
吟味している段階でも場合でも
ないのです。

そう、被災地には、 
ショベルカーやブルドーザー
といった重機が投入されるように、
片づけ問題が常態化した混乱の
住空間に、収納ボックスをどんなに
持ち込んでも解決はしない。

それどころか、収納ボックスが
かえってモノ詰まりの悪化を招く
原因になっているのです。

だから、ひたすら捨てるという
断捨離が必須であるのです。

住空間を襲っているモノ溢れ災害。

自然災害は予想を超えた急襲。
なすすべもなく巻き込まれてしまう。

モノ溢れ災害は、気づかないうちに
忍び寄る人的災害。
なんとかしなくては、と思った時は
自分ではもうどうしようもない。

あなたの住空間にひしめく
モノの量が、

収納ボックスでやり過ごせる
自力レベルなのか、

自分一人の地道な断捨離で
なんとか解決していけるのか、

仲間たちによる断捨離の救援を
頼みにした方が賢明なのか、

それとも、

レスキュー隊に救助要請を
しなくてはならないのか。

その見極めが一番肝心です。

さあて、今日のあなたも、
ひとつでも余計なモノを断捨離して、
あなたの住空間に忍び寄る
モノ溢れ災害を未然に防いで下さいね。


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