仏心なんてものは、、、モグリ、ボッタクリ、したたか、それとも、親切?
おはようございます。
断捨離のやましたひでこです。
上海上空。
今朝、目を覚ましたのが5時55分。
5/5/5
go/go/go
いい感じの数字の並び。
けれど、ベットを抜け出したのはそれから1時間以上もたった後。
そうか、今頃になって疲れがでたのだろうね。
中国、蘇州、深圳、合肥と、三つの都市を巡った断捨離行脚から戻って二日目の今日。
その中国訪問の最後の報告はこんなエピソードにて。
中国新幹線<合肥⇨上海>間2時間の移動。
乗車した1号車は日本の新幹線でいえばグランクラスかな。
けれど、料金は日本の普通車並みの有り難さ。
中国は公共交通料金は低く安く設定されているようです。
さて、終着の上海駅。
プラットホームにはモグリのポーターさんが待ち構えていた。
一瞬、心惹かれ、一瞬、避けようかと迷う。
なぜなら、私のスーツケースはたしかに大きくて重い、でも、スムーズに動くキャリが付いているから問題はないといえばないからね。
でもね、モグリのおじさんポーターの風采を見ると…
ああ、こんな年齢でも頑張っているんだね、ならば、仕事をあげなくちゃ!
なんて、仏心が湧いたりして。
ところがだ、このモグリおじさんポーター、料金をふっかけてきた。
なんと、相場の三倍という、いわゆる<ボッタクリ>価格60元。
とたんに、気分を害した私。
せっかくの仏心がアダとなると小さな怒りさえ持つもの。
60元で食い下がるボッタクリおじさんを振り払うようにてエスカレーターに急ぐ。
が、なんと、そこにはエスカレーターはなく人でいっぱいの急な階段があるだけ。
どうしようと顔を上げると、目の前にはさっきのぼったくおじさんが、誇らしげ?「どうだ」と言わんばかりにニンマリ笑って立っている。
はい、はい、わかりましたよ、降参!
結局、60元を40元にまけてもらってお願いすることに。
大混雑の急な階段、汗をかきながら、大きな荷物を降ろしてくれるモグリおじさんポーター。
とたんに、私は、値切ったことを後悔、ああ、こんなに大変な仕事なのにね。
そして、これまた混雑するコンコースを抜けて改札口まで。
そこで、なんと、おじさんは20元でいいという。
えっ?
有難う、おじさん!
嬉しそうに20元札を胸のポケットにしまうおじさん。
まったくね、ならば、最初から20元と言えばいいものを…。
けれど、このおじさん、旅行客とのこんなやりとりを愉しんでいるのかも知れないね。
さてさて、私の心うちを振り返ってみれば、下車から改札口までの10分も満たない間に、
仏心
怒り
後悔
感謝
と移り変わり、
おじさんのポジション、つまり、呼称も、
モグリ
ボッタクリ
したたか
親切
と変わっていく。
まったく、ココロとはコロコロと変わるものです。
そして、私の当初のホトケゴコロなんてものは、まったくのまやかしで思い上がりでしかなかったですね。
それにしても、このモグリおじさんポーター、入場券1枚分のコストで一日中上海駅で過ごしているのですね。
だから、荷物運びも改札口まででおしまい。
いったい、どれだけの旅行客とこんなやりとりをしているのかしらん。
◆やましたひでこ断捨離塾
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