母の新盆 ~出てきたところに還るだけ~
ごきげんさまです。
断捨離のやましたひでこです。
断捨離のやましたひでこです。

書画・森秀一
「出てきたところに還るだけ」
母の新盆を迎えた。
来週8月21日は四十九日となる。
お葬式は密葬、ごく僅かな人に見送られて母は還っていった。
密葬を選択したのは娘であるこの私。
なぜなら、母は、自分の葬儀について何も言い残さず逝ったから。
もしかして、盛大な式を望んでいたのかもしれない、あの母のことだから。
でもね、もしも、それに不満があったのならば、きっと、化けて出ても文句をつけに来たはず、そう、これもあの母のことだから。
それでも、今もって、私の夢枕に立つことはないので、
私が母のお葬式さえも断捨離したことを恨んではいないだろう。
たぶんね。
「死者は生者を煩わしてはならない」
誰の言葉だったかは忘れてしまったけれど、この言葉が、ずっと以前から私の心に残っている。
だから、もちろん私自身のお葬式も要らない。
夫や息子には、そう、きちんと言い残しておこう。
そして、お墓参り。
先に還っていった父と姉に、よくよく言って来た。
もうすぐ母がそちらに行くからと。
猶予は、四十九日までの後一週間。
それまでに心の準備はしておいてほしい。
あの母が、あなたたちの仲間入りをするのだ。
そちらで、かつてのような喧嘩をぶり返すことのないようにと。
まあ、でも、三人で好きなようにやればいいか。
私は私で、もう少しばかり、こちらの世界を愉しむつもりだから。
旧盆については、こちらの記事もぜひ!
◆yahoo!個人ニュース やましたひでこ版
「過去への移動、非日常への旅立ち~旧盆のスパイラルUP効果」
http://bylines.news.yahoo.co.jp/yamashit…/20150815-00048510/

