マチュピチュ専用列車にて ～インカを訪ねて＜4＞

ごきげんさまです。
断捨離のやましたひでこです。

マチュピチュに向かう専用列車には等級があって。

最高は、豪華展望列車仕様で、
なんとフレンチのフルコース付きなんだそう。

ペルーでわざわざフレンチを食べる必要もない私たち一行は、
二番目のクラスに乗って車窓からの景色を愉しむ。

高くそびえ立つアンデスの山々とはすぐにお別れして、
深い谷間、川沿いをゆっくりと走るジーゼル車。

海外ではツアーバスでの移動がほとんどだから、
この郷愁のある列車はなんとも心が和むもの。

マチュピチュまでの道程に添えれらた、
自然と列車が織りなす心憎いばかりの演出ですね。

どうです、修学旅行のようでしょう。

はい、お茶と軽食、果物も戴けますよ～♪

ただし、生まれて初めて渋いバナナを食べる破目になりましたが^^;

南ちゃんもシャーリーも、とってもごきげん。

まあね、私たちは何処にいっても、
いつもこんなふうにお目出度いタチだけれどね。

そうこうしているうちに、列車は終着駅、
谷底にあるアグアスカリエンテス駅に到着。

今度はバスでつづら折りの急な坂道を上ると、
いよいよ天空の城マチュピチュのゲートがそこに待っているのです。

有難うございます。
あなたとのご縁に、いっぱいの愛を込めて。

それでも私が捨てられなかったもの
やましたひでこ著/イースト・プレス

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