スロットマシンとマニ車 ~断捨離LA滞在記・その6 | やましたひでこオフィシャルブログ「断捨離®」Powered by Ameba

スロットマシンとマニ車 ~断捨離LA滞在記・その6

ダンシャリアンの皆さま、ごきげんさまです。
断捨離のやましたひでこです。


昼夜逆転、適当な時間に起きては、適当な時間に眠っている、
ただ今、ラスベガスに居るやましたです。
これはね、日本での日常でも、たいていこんな感じなので、
時差ボケのせいにはできませんね。

さて、相変わらず、だだっ広い部屋で、
縦よりも横の方が長い大きさの、
しかも、よじ登らなくてはならないような高さのベットで、
独り毎晩を過ごすホテル滞在。


このやたらと大きなベットの上で、ラスベガスについて、
つらつらと慮ること・・・

そうだ、この夏8月の末に訪問したブータンを思い返すにつけ、
なにもかも真逆な世界に関心するばかりで。






ラスベガスのツアーバスは、ボルボで超大型。
ブータンは、マイクロバスだったっけ。

ラスベガスには、やたらと長いハイヤーがあり、
ブータンのタクシーは、軽四しか見当たらなかったな。
おお、運転手さんの大きさも、とんでもなく違う^^;

ラスベガスは、暗くなっても眠らない。
ブータンは、暗くなったら寝る。

ラスベガスは、夜になるほどに賑やかで。
ブータンは、夜になればなるほど静まりかえり。

ラスベガスのホテルのブッフェは、100種類くらいの料理が並び。
ブータンはホテルのビュッフェは、せいぜいが5種類ほどで。

そして、チップの習慣の有無の違い。

そうそう、ブータンのホテルは、ネットのアクセスには、
不自由したけれど、ここでのネット環境は快適で。




でもね、極めつけの違いはこれ。

空の高さ。

ブータンの空は、どこまでも高く青く美しかったけれど、
ラスベガスの空は、カジノの広く高い天井に描かれた絵がそれ。

朝も昼間も薄暗いカジノの天井には、どういうわけか、
どこも青い空が描かれている摩訶不思議・・・

それでも、ラスベガスとブータンと、
同じように目に映った光景がある。

スロットマシンとマニ車。

1日中スロットを回しているラスベガスのカジノの人々の姿と。
1日中マニ車を回している寺院でのブータンの人々の姿と。

マニ車とは、お経が書かれた車輪のようなもので、
それを1回すと、お経を1回読んだと同じ功徳があるらしく。

ブータンのお年寄りたちは、マニ車をひたすらぐるぐると回し、
あの世という死後の世界での幸福を願い続ける・・・

ラスベガスの観光客は、スロットをひたすら回しつづけ、
この世という現世での一攫千金を夢見る・・・

宗教とお金への「信仰」なのか。
宗教とお金への「依存」なのか。

どちらも、同じ私たち人間の姿、光景。
どちらも、切ないばかりの私たち人間の姿。




おお、やましたも挑戦中・・・

・冒頭の写真は、ブータン八月の空。